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古文単語「まうなり/猛なり」の意味・解説【形容動詞ナリ活用】 |
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著作名:
走るメロス
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このテキストでは、ナリ活用の形容動詞「まうなり/猛なり」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
未然形 | まうなら | ◯ |
連用形 | まうなり | まうに |
終止形 | まうなり | ◯ |
連体形 | まうなる | ◯ |
已然形 | まうなれ | ◯ |
命令形 | まうなれ | ◯ |
勢いが盛んである、権力や富が盛んである。
[出典]:かぐや姫の成長 竹取物語
「翁、竹を取ること久しくなりぬ。勢ひ猛の者になりにけり。」
[訳]:翁は、(黄金の入った)竹を取ることが長く続きました。(そして)勢いが盛んな者になりました。
※「猛」は「猛なり」の語幹。
「翁、竹を取ること久しくなりぬ。勢ひ猛の者になりにけり。」
[訳]:翁は、(黄金の入った)竹を取ることが長く続きました。(そして)勢いが盛んな者になりました。
※「猛」は「猛なり」の語幹。
壮大である、壮麗である。
[出典]:道長上 大鏡
「法住寺、いと猛なれど...」
[訳]:法住寺は、たいそう壮麗ではあるけれど...
「法住寺、いと猛なれど...」
[訳]:法住寺は、たいそう壮麗ではあるけれど...
たくさん、たいそう。
※この用法の場合、「猛に」の形で副詞的に用いる。
[出典]:落窪物語
「日ごろの中に今日なむ、いと猛に物入りたらむと見えける。」
[訳]:数日の間でも今日は、たいそうたくさん費用がかかっているだろうと見えた。
「日ごろの中に今日なむ、いと猛に物入りたらむと見えける。」
[訳]:数日の間でも今日は、たいそうたくさん費用がかかっているだろうと見えた。
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