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古文単語「うちすぐ/打ち過ぐ」の意味・解説【ガ行上二段活用】
著作名: 走るメロス
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うちすぐ/打ち過ぐ

このテキストでは、ガ行上二段活用の動詞「うちすぐ/打ち過ぐ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ガ行上二段活用

未然形うちすぎ
連用形うちすぎ
終止形うちすぐ
連体形うちすぐる
已然形うちすぐれ
命令形うちすぎよ


意味1:自動詞

過ぎる、経過する

[出典]神無月のころ 徒然草
「かかるほどに、宵うち過ぎて、子の時ばかりに、家のあたり、昼の明かさにも過ぎて光りたり。」

[訳]:こうしているうちに、宵を過ぎて、午前0時ごろになると、家の周辺が、昼のときの明るさ以上に光りました。


意味2:自動詞

(基準や限度を)
超える

[作者]:明石 源氏物語
「身の程にはややうち過ぎ、物の心など得つべけれど...」

[訳]:(卑しい)身分にしては(分別が)少し超えて(優れており)、物の道理などもきっと心得ているに違いないが...


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