manapedia
更新日時:
古文単語「つとむ/勤む/務む/勉む/努む」の意味・解説【マ行下二段活用】
著作名: 走るメロス
14,641 views
つとむ/勤む/務む/勉む/努む

このテキストでは、マ行下二段活用の動詞「つとむ/勤む/務む/勉む/努む」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

マ行下二段活用

未然形つとめ
連用形つとめ
終止形つとむ
連体形つとむる
已然形つとむれ
命令形つとめよ


意味1:他動詞

努力する、励む

[出典]:塩釜 奥の細道
「人よく道をつとめ、義を守るべし。」

[訳]:人はよく(その)道において努力し、義を守らなければならない。


意味2:他動詞

仕事として行う、勤める

[出典]競べ弓・弓争ひ 大鏡
「朝廷ざまの公事・作法ばかりにはあるべきほどにふるまひ、時違ふことなく勤めさせ給ひて...」

[訳]:朝廷での行事や儀式だけは、身分相応に振るまい、時間を間違えることなくお勤めになられましたが...




意味3:他動詞

仏道に励む

[出典]:明石 源氏物語
「後の世を勤むるさまかきくづし聞こえて...」

[訳]:後の世のために仏道に励む様子を少しずつお話し申し上げて...


このテキストを評価してください。
役に立った
う~ん・・・
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。