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インダス文明と諸王朝(カースト制、マウリヤ朝、クシャーナ朝、仏教成立など) 受験対策問題 14 |
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著作名:
レキシントン
45,647 views |
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インダス文明と諸王朝で押さえておきたいポイント
※赤字部分が問題に出そうな部分です。赤色の暗記シートなどで隠して見てください。
インダス文明
・世界四大文明の一つとして、インドではメソポタミア文明の影響を受けたインダス文明が成立した。
・インダス文明は、ドラヴィダ系の人々によって建設されたと考えられている。彼らはインダス文字や青銅器、彩文土器、印章を用い、インダス川中流のハラッパー、下流のモヘンジョ=ダロ、インド西部のロータル、ドーラヴィーラーなどの各遺跡を残した。
アーリヤ人の侵入
・インダス文明の滅亡後、インド=ヨーロッパ語族に属するアーリヤ人が紀元前2000年頃に移動し、紀元前1500年頃インドに侵入した。アーリヤ人はカイバル峠をこえてインドに侵入し、インダス川中流域のパンジャーブ地方にはじめて定着した。またその後紀元前1000年頃になると、ガンジス川流域にも定着するようになった。
ヴェーダ時代
・アーリヤ人は、紀元前1200年頃から紀元前600年頃にかけて、ヴェーダというインド最古の聖典を編集した。ヴェーダは4つからなり、後に成立したバラモン教の根本聖典となる。
| リグ=ヴェーダ | 神々への賛歌集。 |
| サーマ=ヴェーダ | 泳法集。 |
| ヤジュル=ヴェーダ | 呪法集。 |
| アタルヴァ=ヴェーダ | 祭式集。 |
ヴァルナの形成
・紀元前10世紀~紀元前7世紀にかけて、ヴァルナという厳格な身分制度が形成された。ヴァルナは後世、来航したポルトガル人によってカーストと呼ばれるようになる。インドでは一般的に生まれを意味するジャーティという語を用いる。
| 階層 | 内容 |
| バラモン(最上位) | 司祭階層で、宗教儀式を行った。 |
| クシャトリヤ(第2位) | 武士・貴族階層。政治や軍事を行った。 |
| ヴァイシャ(第3位) | 農民や商人などの一般庶民階層。 |
| シュードラ(第4位) | 最下層の隷属民。 |
| ダリッド(ヴァルナ外) | ヴァルナ制の外の不可触民。 |
バラモン教とウパニシャッド
・古代インドでは、ヴェーダを聖典とし、自然神崇拝や司祭階級の祭式を中心としたバラモン教が生まれた。バラモン教は、ヴァルナの秩序維持と複雑な祭式を規定し、次第に祭式万能主義に陥っていった。
・祭式を重要視しすぎるバラモン教に対する反省から、ヴェーダの一部のウパニシャッド(奥義書)を元にしたウパニシャッド哲学が現れた。
・ウパニシャッド哲学は、ブラフマン(梵)とアートマン(我)を一つにする梵我一如を達成し、輪廻転生からの解脱を目的とした。
マガダ国とコーサラ国
・紀元前6世紀には、ガンジス川中流域にインド最古の王国マガダ国とコーサラ国がおこった。その後コーサラ国は紀元前5世紀にマガダ国に併合された。
・この時代、ガウタマ=シッダールタ(ブッダ)が開いた仏教や、ヴァルダマーナ(マハーヴィーラ)が開いたジャイナ教がうまれた。商業活動の活発化とともに豊かになり、バラモンを凌ぐ力を持ったクシャトリヤやヴァイシャたちはバラモン教やヴァルナ制度に批判的になり、こうした新宗教の熱心な支持者となった。
・科学分野や芸術でも発展がみられ、紀元前2世紀にはゼロの概念が、4世紀頃には、『マハーバーラタ』、『ラーマーヤナ』という2つの叙事詩がサンスクリット語で書かれた。
マウリヤ朝
・紀元前317年頃、マガダ国のナンダ朝をチャンドラグプタ(在位紀元前317頃~紀元前296頃)が滅ぼし、マウリヤ朝を開いた。マウリヤ朝はアレクサンドロスの死の直後成立し、首都パータリプトラ(現在のパトナで中国名は華氏城)を中心に栄え、セレウコス朝からアフガニスタンを奪い、インド史上初の統一国家となった。
・第3代のアショーカ王(在位紀元前268頃~紀元前232頃)の時代に、マウリヤ朝は全盛期を迎える。アショーカ王はインド東南にあったカリンガ国を征服するが、その征服戦争の悲惨さに衝撃を受けたため、仏教に帰依した。王は武力による統一を放棄し、ダルマ(法)を理想とし、国家安定を図った。
・アショーカ王は第3回仏典結集や王子マヒンダをスリランカへ派遣し上座部仏教を伝え、各地にストゥーパという仏塔を建立し、さまざまな功績をのこした。こうした王の功績は、摩崖碑や石柱碑に刻まれた。
・マウリヤ朝は、アショーカ王の死後急速に衰退し、紀元前180年頃(紀元前2世紀初頭)滅亡した。
クシャーナ朝
・西北インドには、バクトリア(紀元前255~紀元前139)、サカ族、大月氏などが相次いで侵入し、さまざまな民族が出ては消えていった。
・大月氏の支配下から、イラン系のクシャーナ族が自立し、クシャーナ朝を建てた。クシャーナ朝は都プルシャプラ(現在のパキスタンのペシャワール)を中心に栄え、カニシカ王の時代に最盛期を迎えた。
・カニシカ王は第4回仏典結集を行い、その治世にバクトリアのヘレニズム文化と仏教が融合したガンダーラ美術がおこり、仏像がガンダーラやマトゥラーで盛んに作られるようになった。
・クシャーナ朝は、3世紀にササン朝の攻撃により衰退した。
仏教の発展
・釈迦が没したあと紀元前後に、小乗仏教(上座部仏教)と大乗仏教に分裂した。上座部仏教は保守派の自称で、小乗仏教は大乗仏教からの蔑称である。
・小乗仏教(上座部仏教)はその後東南アジアやスリランカに広がり、大乗仏教は中国、朝鮮、日本に広がった。
・大乗仏教は広く民衆を受け入れ、北伝仏教ともいい、2~3世紀にかけて『中論』を著したナーガールジュナ(竜樹)というバラモン出身の仏教学者によって、宗教理念が確立された。
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