更新日時:
|
|
方べきの定理の証明-点Pが円の外側と内側にある場合- |
|
著作名:
となりがトトロ
24,167 views |
円周上に異なる4つの点A、B、C、Dをとる。直線ABと直線CDの交点をPとするとき、
このテキストでは、この定理を証明します。
方べきの定理は、(1)点Pが円Oの外にある場合と(2)点Pが円Oの内部にある場合の2パターンにわけて証明を行う。
四角形ACDBは円Oに内接する四角形なので、
∠PAC=∠PDB -①
△PACと△PDBにおいて、∠APCは共通。 -②
①、②より△PACと△PDBは2つの角の大きさがそれぞれ等しい三角形であることがわかる。つまり△PACと△PDBは相似である。
よってPA:PD=PC:PB。つまり
PA・PB=PC・PD
が成り立つことがわかる。
続いて「点Pが円Oの内部にある場合」を証明していく。
△PACと△PDBにおいて、∠PACと∠PDBは、同じ弦の円周角なので
∠PAC=∠PDB -③
また、対頂角は等しいことから
∠APC=∠DPB -④
③、④より△PACと△PDBは2つの角の大きさがそれぞれ等しい三角形であることがわかる。つまり△PACと△PDBは相似である。
よってPA:PD=PC:PBつまり
PA・PB=PC・PD
が成り立つことがわかる。
以上のことから、方べきの定理が成り立つことが証明できた。
証明おわり。
・方べきの定理の証明-1本が円の接線の場合-
このテキストを評価してください。
役に立った
|
う~ん・・・
|
※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。 |
|
方べきの定理の証明-1本が円の接線の場合-
>
円の接線
>
接弦定理の証明(円周角が鈍角ver.)
>
方べきの定理の証明
>
接弦定理の証明(円周角が直角ver.)
>
方べきの定理の証明-1本が円の接線の場合-
>
最近見たテキスト
方べきの定理の証明-点Pが円の外側と内側にある場合-
10分前以内
|
>
|
数学A
- 場合の数と確率
- 場合の数/順列/組合せ
- 確率
- 整数の性質
- 約数と倍数
- ユークリッドの互除法
- 整数の性質の活用
- 図形の性質(平面図形/空間図形)
- 三角形の辺と角
- 三角形の外心・内心・垂心・重心
- 三角形の定理(中線定理/メネラウスの定理/チェバの定理)
- 円の基本性質
- 円と直線(接弦定理/方べきの定理/共通接線)
- 空間図形
- その他
- その他