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『神奈備(かむなび)の三室(みむろ)の山を秋行けば錦断ち切る心地こそすれ』現代語訳と品詞分解 |
著作名:
走るメロス
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はじめに
このテキストでは、古今和歌集で詠まれている「神奈備(かむなび)の三室(みむろ)の山を秋行けば錦断ち切る心地こそすれ」という歌について説明していきます。
原文
神奈備(かむなび)の三室(みむろ)の山を秋行けば錦断ち切る心地こそすれ
現代語訳
神がいらっしゃる三室の山を秋の季節に通ってみると、(紅葉の葉が散って体にくっつくので)錦の布を仕立てて着ているような気持ちがすることです。
解説・鑑賞のしかた
散って体に付着する紅葉の様子が、錦の着物を仕立てて着ているようだと詠んだ歌です。
単語
神奈備 | 神の辺り |
三室の山 | 「大和の国」の歌枕 |
たちきる | 「裁ちて着る」のことで、仕立てて着る |
心地こそすれ | 「こそ~すれ」で係り結び |
品詞分解
※名詞は省略しています。
神奈備 | ー |
の | 格助詞 |
三室 | ー |
の | 格助詞 |
山 | ー |
を | 格助詞 |
秋 | ー |
行け | カ行四段活用・已然形 |
ば | 接続助詞 |
錦 | ー |
たちきる | カ行上一段活用・連体形 |
心地 | ー |
こそ | 係助詞 |
すれ | サ行変格活用・已然形 |
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