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動詞の活用形(中学国語の文法)
著作名: 春樹
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動詞

動詞とは、その名の通り「歩く」、「走る」、「食べる」のような動きを表す品詞です。
動詞を勉強する上で必ずテストに出題されるのが、「動詞の活用形」、「動詞の活用の種類」についてです。ここではこの2つに絞って説明していきましょう。



動詞の活用形

活用とは

そもそも活用ってそもそも何なんでしょう。
1つ問題をやってみましょう。

「歩く」という動詞と「~ます」をくっつけてみてください。「歩くます」とはなりませんよね?
「歩ます」となるはずです。

もう1問やってみましょう。
「歩く」と「~ない」をくっつけてみてください。
「歩くない」とはならずに「歩ない」となるはずです。

いま見てきたように、「く」→「き」や「く」→「か」のように
動詞の後ろに来る言葉によって言葉が変化する、これが活用です。



未然形・連用形・終止形・連体形・仮定形・命令形

動詞の活用形には、未然形・連用形・終止形・連体形・仮定形・命令形という6つのパターンがあります。なんやら難しそうな言葉が出てきましたね。「命令形はきっと命令口調なんだろうな」とか想像はつきそうですが、「未然形ってなに??」と思われるかもしれません。

なんで未然形というのか・・・そんなことは考える必要はありません。

まずは「未然・連用・終止・連体・仮定・命令」、「未然・連用・終止・連体・仮定・命令」と何回も口に出して順番を覚えてしまいましょう。

さて、この未然形・連用形・終止形・連体形・仮定形・命令形ですが、動詞のあとに決まったフレーズを入れることで未然形・連用形・終止形・連体形・仮定形・命令形へと活用させることができます。そのフレーズを紹介しましょう。
※これは覚えなければならないところです。



ここでは「歩く」という動詞を変化させてみましょう。
活用形動詞につけるフレーズ活用前活用後
未然形~ない、~う歩くない、歩
連用形~ます歩くます
終止形歩く
連体形~とき歩くとき
仮定形~ば歩く
命令形。(命令口調で)歩く




ではもう1つ「食べる」でやってみましょう。

活用形動詞につけるフレーズ活用前活用後
未然形~ない食べるない
連用形~ます食べるます
終止形食べるべる
連体形~とき食べるべるとき
仮定形~ば食べるべれ
命令形。(命令口調で)食べるべろ


となります。ではこれがどうやってテストに出るかというと

①「聞く」の未然形を答えなさい
②「走る」の仮定形を答えなさい

とこのような形で出題されるわけです。
①の答えは「聞かない」、②の答えは「走れば」ですね。

まずは動詞の後ろにつくフレーズを覚えること。これが動詞の活用形を理解する第一歩です。

長くなったので、動詞の活用の種類については次のテキストで紹介しましょう。

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