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めでたきもの めでたきもの。唐錦、飾り太刀、つくり仏のもくゑ、色あひふかく花房ながく咲きたる藤の花の松にかかりたる。 六位の蔵人。いみじき君達(きんだち)なれど、えしも着給はぬ綾織物を、心にまか... (全て読む)
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無名といふ琵琶 無名といふ琵琶の御琴を、上の持てわたらせ給へるに、みなどしてかきならしなどす、といへば、弾くにはあらで、緒などを手まさぐりにして、 「これが名よ、いかにとか」 と聞こえさするに、... (全て読む)
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ねたきもの ねたきもの。人のもとにこれよりやるも、人の返事(かへりごと)も、書きてやりつるのち、文字一つ二つ思ひなほしたる。とみの物縫ふに、かしこう縫ひつと思ふに、針をひきぬきつれば、はやくしり... (全て読む)
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あさましきもの あさましきもの。刺櫛(さしぐし)すりてみがくほどに、ものにつきさへて折りたる心地。 車のうちかへりたる。 さるおほのかなるものは、所せくやあらむと思ひしに、ただ夢の心地してあさま... (全て読む)
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五月の御精進のほど 五月の御精進のほど、職(しき)におはしますころ、塗籠(ぬりごめ)の前の二間なる所を、ことにしつらひたれば、例様ならぬもをかし。 一日より雨がちに、くもりすぐす。つれづれなるを... (全て読む)
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五月の御精進のほど 其の一 二日ばかりありて、その日のことなど言ひ出づるに、宰相の君、 「いかにぞ、手づからおりたりといひし、下蕨(わらび)は」 とのたまふを聞かせ給ひて、 「思ひ出づることのさ... (全て読む)
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御方々、君達、上人など 御方々、君達、上人など、御前に人のいとおほくさぶらへば、廂(ひさし)の柱によりかかりて、女房と物語などしてゐたるに、ものをなげ給はせたる。 あけて見たれば、 「思ふべしや... (全て読む)
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雨のうちはへ降るころ 雨のうちはへ降るころ、けふも降るに、御使にて、式部の丞信経まゐりたり。例のごと、褥(しとね)さし出でたるを、常よりも遠くおしやりてゐたれば、 「誰が料ぞ」 といへば、笑ひて... (全て読む)
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あはれなるもの あはれなるもの。孝ある人の子。よきをとこの若きが、御嶽精進したる。たてへだてゐて、うちおこなひたる暁の額(ぬか)、いみじうあはれなり。むつまじき人などの、めさまして聞くらむ、思ひ... (全て読む)
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関白殿、黒戸より 関白殿、黒戸より出でさせ給ふとて、女房のひまなくさぶらふを、 「あないみじのおもとたちや。翁をいかに笑ひ給ふらむ」 とて、わけ出でさせ給へば、戸口ちかき人々、いろいろの袖口して... (全て読む)

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古文のどのカテゴリにも属さないテキストを集めたカテゴリです。