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古文単語「はるかなり/遙かなり」の意味・解説【形容動詞ナリ活用】

著者名: 走るメロス
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はるかなり/遙かなり

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形容動詞・ナリ活用

未然形はるかなら
連用形はるかなりはるかに
終止形はるかなり
連体形はるかなる
已然形はるかなれ
命令形はるかなれ


意味1

距離が遠く離れている様子

[出典]神無月のころ 徒然草
「神無月のころ、栗栖野といふ所を過ぎて、ある山里にたづね入ることはべりしに、はるかなる苔の細道を踏み分けて、心細く住みなしたる庵あり。」

[訳]:10月ごろに、栗栖野という所を通り過ぎて、とある山里に(人を)訪ねて分け入ることがあったのですが、遠くまで続いている苔の細道を踏み分けて(行くと)、わざわざもの寂しい状態にして住んでいる草庵があります。


意味2

時間が随分と経っている様子、久しい様子、遠い先な様子

[出典]:蜻蛉日記
「かくて、月はてぬれば、はるかになりはてぬるに...」

[訳]:こうして、(結婚予定していた)月が終わってしまうと、(時期がずれて結婚が)遠い先になってしまったので...


意味3

手が届かない、気が進まない

[出典]:桐壷 源氏物語
「大床子の御膳などは、いとはるかにおぼし召したれば...」

[訳]:(帝は)大床子のお膳などは、とても(召し上がることに)気が進まないと思っていらっしゃるので...


意味4

程度がはなはだしい様子、非常に、とても

[出典]:家の作りやうは 徒然草
「浅くてながれたる、はるかに涼し。」

[訳]:浅く流れているの(水)は、とても涼しい(感じがする)

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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

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