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11_80 文法 / 動詞と文型

文型(8文型)

著者名: bheducate
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文型と主語・述語


 文の要素を一定の順に並べることによって自然な文を作れるのですが、文の要素の並べ方は1通りしかないのではなく、何通りもあります(後で詳しく説明しますが、動詞の性質が何通りもあるからです)。それらを分類したものを、「文型」と呼びます。

 文型は何通りもありますが、どの文型にも「主語)」と「述語)」という2つの文の要素があって、どの文型も基本的にこの2つを順に並べた「主語+述語(S+V)」という並べ方で始まります。主語は文のテーマを表わす要素で、述語は主語の動作や状態を表わす要素です。

 ここで注意していただきたいのは、この「主語」や「述語」というのは、あくまで文の要素の名前であり、品詞ではないということです。と言っても、文の要素と品詞は無関係ではなく、密接に関係しています。品詞で言うと、主語になりえるのは名詞(あるいは全体として名詞とみなせる語句)で、述語になりえるのは動詞です。

一般的に「述語動詞」と呼ばれるのを、ここでは「述語」と呼んでいます。


ほとんどの文型は動詞の分類を基にしている


 しかし、すべての文が主語と述語という2つの文の要素だけによって作られるのではありません。実は、「動詞」というのは、その後ろに他の語句を必要とするのがほとんどであり、そのために、文の要素としての「述語」も他の素材を必要とするものが多いのです(「動詞≒述語」ですから)。つまり、動詞の性質の違いが主な原因となって、何通りもの文型が発生しているのです

7文型と8文型


 そうして導き出される文型は次の7つです(細かいことは後で説明しますから、今はまだわからなくて結構です)。

1.S+V:主語+述語
2.S+V+A:主語+述語+述語付加語
3.S+V+C:主語+述語+主語補語
4.S+V+O:主語+述語+目的語
5.S+V+O+A:主語+述語+目的語+述語付加語
6.S+V+O+C:主語+述語+目的語+目的語補語
7.S+V+IO+O:主語+述語+間接目的語+目的語

 さらに、「主語補語」の中にはその後ろに「補語付加語」を必要とするのがありますから、「主語+動詞+主語補語+補語付加語」という、もう1つの文型がこれらに追加されて、最終的に文型は次の8つになります。

1.S+V:主語+述語
2.S+V+A:主語+述語+述語付加語
3.S+V+C:主語+述語+主語補語
4.S+V+C+A:主語+述語+主語補語+補語付加語
5.S+V+O:主語+述語+目的語
6.S+V+O+A:主語+述語+目的語+述語付加語
7.S+V+O+C:主語+述語+目的語+目的語補語
8.S+V+IO+O:主語+述語+間接目的語+目的語

8つの文型

S+V:主語+述語

The moon rose.(月がのぼった。)

 述語がその後ろに何も必要としない唯一の型です。

S+V+A:主語+述語+述語付加語

I live in Tokyo.(私は東京に住んでいる。)

The book belongs to me.(その本は私のものだ。)

 「付加語(A)」は、述語か「補語」(後で説明します)の様態や程度などを表わす要素です。品詞で言うと、付加語になりえるのは、副詞(あるいは全体として副詞とみなせる語句)です。当然ですが、付加語は文の要素ですから、付加語を省略することはできません。逆に言えば、省略することができるのは付加語ではありません。この型の場合、付加語は、「補語」ではなく述語の様態や程度などを表わす「述語付加語」です。

S+V+C:主語+述語+主語補語

Mary is wise.(メアリーは賢い。)

He is a scientist.(彼は科学者だ。)

 「補語(C)」は、述語と連携して主語や「目的語」(後で説明します)の状態や性質を表わす要素です。補語になりえるのは、品詞で言うと、形容詞か名詞(あるいは全体として形容詞か名詞とみなせる語句)です。主語(S)と補語(C)の間には、「S=C」という意味上の関係があります。この型の場合、補語は、「目的語」ではなく主語の状態や性質を表わす「主語補語」です。

S+V+C+A:主語+述語+主語補語+補語付加語

I am fond of children.(私は子供が好きだ。)

I feel sorry for him.(私は彼を気の毒に思う。)

 S+V+Aの場合と違って、付加語は、述語ではなく補語の様態や程度などを表す「補語付加語」です。

S+V+O:主語+述語+目的語

John kicked the ball.(ジョンはボールを蹴った。)

He resembles his mother.(彼は彼の母親に似ている。)

 「目的語(O)」は、述語の表わす動作や状態の、対象を表わす要素です。目的語になりえるのは、品詞で言うと、名詞(あるいは全体として名詞とみなせる語句)です。S+V+Cの場合と違って、「S=O」という関係はありません。

S+V+O+A:主語+述語+目的語+述語付加語

I put the book on the table.(私はテーブルに本を置いた。)

He informed me of my father’s death.(彼は父の死を私に知らせてくれた。)


S+V+O+C:主語+述語+目的語+目的語補語

They made me angry.(彼らは私を怒らせた。)

 S+V+Cの場合と違って、補語は、主語ではなく目的語の性質や状態を表わす「目的語補語」です。目的語(O)と補語(C)の間に「O=C」という意味上の関係があります。さらに、「OC」全体がVの表わす動作や状態の対象となります。

S+V+IO+O:主語+述語+間接目的語+目的語

He told us a story.(彼は私達にある物語を語った。)

 「間接目的語(IO)」は、述語が表わす動作や状態の方向性を表わす要素です。S+V+OのOの前に、もう1つの目的語が加えられたような形です。間接目的語になりえるのは、目的語と同じように、名詞(あるいは全体として名詞とみなせる語句)です。S+V+O+Cの場合と違って、「IO=O」という関係はありません。
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・文型(8文型)

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安藤貞雄(2008)『英語の文型 ――文型がわかれば,英語がわかる――』開拓社

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