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古文単語「かきたる/掻き垂る」の意味・解説【ラ行下二段活用/ラ行四段活用】

著者名: 走るメロス
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かきたる/掻き垂る

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「かきたる」には
①ラ行下二段活用
②ラ行四段活用
の用法があるが、重要性を考えてここでは「①ラ行下二段活用」のみを扱う。
①ラ行下二段活用

未然形かきたれ
連用形かきたれ
終止形かきたる
連体形かきたるる
已然形かきたるれ
命令形かきたれよ


意味1:自動詞

雨雲や雪雲が垂れ込める、雨や雪が激しく降る

[出典]道長の豪胆 大鏡
「花山院の御時に、五月下つ闇に、五月雨も過ぎて、いとおどろおどろしくかきたれ雨の降る夜、帝、さうざうしとや思し召しけむ...」

[訳]:花山院の御代に、五月下旬の闇夜ですが、五月雨も過ぎ去って、(雨雲が)とても気味が悪く垂れ込めて激しく雨が降る夜に、帝は物足りないとお思いになったのでしょうか...


意味2:他動詞

(髪を)
櫛でといで垂らす

[出典]:万葉集
「か黒し髪をま櫛持ちここにかきたれ...」

[訳]:まっ黒な髪を櫛でといでここまで垂らし...

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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

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