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高校古文『君があたり見つつを居らむ生駒山雲な隠しそ雨は降るとも』わかりやすい現代語訳と品詞分解

著者名: 走るメロス
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はじめに

このテキストでは、伊勢物語の23段『筒井筒』そして『新古今和歌集』に収録されている歌「君があたり見つつを居らむ生駒山雲な隠しそ雨は降るとも」の現代語訳・口語訳と解説、そして品詞分解をしています。

原文

君があたり 見つつを居らむ 生駒山 雲な隠しそ
雨は降るとも

ひらがなでの読み方

きみがあたり みつつををらむ いこまやま くもなかくしそ あめはふるとも

現代語訳(口語訳)

あなたがいらっしゃるあたりを見続けておりましょう。生駒山を、雲よ、隠さないでおくれ。雨は降ろうとも。

解説

伊勢物語には次のような記述があります。

本妻がいる男が、高安に新しく作った女のもとにたまに来てみると、女は付き合い初めのうちは奥ゆかしく振る舞っていたのだが、次第に自らお茶碗にお米をよそうようになり(当時は侍女の仕事とされた)、男の心は離れていった。男が通ってこなくなったので、女が、男の住む大和の方を眺めて詠んだ歌。

技法

句切れ

二句切れ。

歌枕

「生駒山」は、今の奈良県生駒郡と大阪府河内郡との境にある山で、歌枕として用いられる代表的なもののひとつです。

倒置法

「雲な隠しそ 雨は降るとも」が倒置となっています。

擬人法

「雲」を擬人化しています。

単語

生駒山現在の奈良県生駒郡と大阪府河内郡との境にある山で、歌枕として用いられる代表的なもののひとつ
雲な隠しそ「な〜そ」で禁止を表す


品詞分解

※名詞は省略してあります。

格助詞
あたり
マ行上一段活用「みる」の連用形
つつ接続助詞
間投助詞
居らラ行変格活用「をり」の未然形
意志の助動詞・終止形
生駒山
副詞
隠しサ行四段活用「かくす」の連用形
終助詞
係助詞
降るラ行四段活用「ふる」の終止形
とも接続助詞


備考

万葉集には「君があたり見つつも居らむ生駒山雲なたなびき雨は降るとも」と収録されています。
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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
『教科書 精選国語総合』 東京書籍
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
『教科書 新編国語総合』 東京書籍
『教科書 高等学校国語 国語総合』 東京書籍

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