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古文単語「ただなり/直なり/徒なり/常なり/只なり」の意味・解説【形容動詞ナリ活用】

著者名: 走るメロス
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ただなり/直なり/徒なり/常なり/只なり

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形容動詞・ナリ活用

未然形ただなら
連用形ただなりただに
終止形ただなり
連体形ただなる
已然形ただなれ
命令形ただなれ


直なり

意味1

まっすぐである、直接である

※主に上代の用法。
[出典]:古事記
「天皇、女鳥王の坐す所に直に幸でまして...」

[訳]:天皇は、女鳥王のいらっしゃるところに直接お出でになって...


意味2

加工していない、生地のままである

※主に上代の用法。
[出典]:宿木 源氏物語
ただなる絹綾など取り具したまふ。」

[訳]生地のままの模様のある絹織物などをおそろえになる。


徒なり

意味1

何もしない様、むなしい、無駄である

[出典]大鏡
ただにて帰り参りて侍らむは、証候ふまじきにより、高御座の南面の柱のもとを削りて候ふなり。」

[訳]むなしく(手ぶらで)帰って参りますのは、(行ったという)証拠がございませんから、高御座の南面の柱の下(の部分)を削って参りました。


常なり

意味1

普通である、変わったところがない、平気である

※この用法は、「ただならず/ただにはあらず」などの形で用いられることが多い。
[出典]芥川 伊勢物語
「まだいと若うて、后のただにおはしける時とや。 」

[訳]:まだとても若くて、后が普通(の身分)でいらっしゃった時のことだとか。


只なり

意味1

報酬や代償がない
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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

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