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古文単語「なす/為す/成す」の意味・解説【サ行四段活用】

著者名: 走るメロス
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なす/為す/成す

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「なす」には
①為す/成す
寝す
③生す
などの用法があるが、ここでは「①為す/成す」を扱う。
サ行四段活用

未然形なさ
連用形なし
終止形なす
連体形なす
已然形なせ
命令形なせ


意味1:他動詞

行う、する

[出典]今日はそのことをなさんと思へど 徒然草
「今日はその事をなさんと思へど、あらぬ急ぎ先づ出で来て紛れ暮し...」

[訳]:今日はそのことをしようと思うのだが、思いもよらない急用が先にできて(それに)気を取られて一日を過ごし...


意味2:他動詞

作る、こしらえる

[出典]:大進生晶が家に 枕草子
「ひんがしの門は四つ足になして...」

[訳]:東の門は四つ足にこしらえて...


意味3:他動詞

用いる、代用する

[出典]:万葉集
「高山を隔てになして、沖つ藻を枕になし...」

[訳]:高い山を壁として用いて、沖の藻を枕として用いて...


意味4:他動詞

任命する、就任させる

[出典]二月つごもりごろに 枕草子
「俊賢の宰相など、『なほ内侍に奏してなさむ。』となむ、定め給ひし。」

[訳]:俊賢の宰相などが、『やはり(清少納言を)内侍に(採用するよう)と天皇に申し上げて任命しよう。』とお決めになられました。」


意味5:他動詞

他のものに変える、〜にする、〜にならせる

[出典]ある者、子を法師になして 枕草子
「ある者、子を法師になして...」

[訳]:ある人が、子どもを法師にして...


意味6:補助動詞

わざわざ〜する、特に〜する、そのように〜する

※この用法の場合、動詞の連用形について用いられる。
[出典]神無月のころ 徒然草
「はるかなる苔の細道を踏み分けて、心細く住みなしたる庵あり。」

[訳]:遠くまで続いている苔の細道を踏み分けて、もの寂しい状態でわざわざ住んでいる草庵があります。

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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

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