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古文単語「さながら/然ながら/宛ら」の意味・解説【副詞】

著者名: 走るメロス
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さながら/然ながら/宛ら

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副詞

意味1

そのまま、もとのまま

[出典]絵仏師良秀 宇治拾遺物語
「人の書かする仏もおはしけり。また、衣着ぬ妻子なども、さながら内にありけり。」

[訳]:(家の中には、)人が(依頼して)描かせている仏様もいらっしゃいました。また衣服を着ていない(良秀の)妻や子なども、そのまま家の中にいました。


意味2

すべて、全部、ことごとく

[出典]安元の大火 方丈記
「七珍万宝さながら灰燼となりにき。」

[訳]:様々な貴重な財宝はすべて灰となってしまった。


意味3

まったく、全然

※この用法の場合、下に打消の語を伴う。
[出典]:つれづれわぶる人は 徒然草
「人にまじはれば、言葉よその聞きに随ひて、さながら心にあら。」

[訳]:人と交際すると、言葉が他人の見聞に左右されて、まったく(自分の)本心のままではない。


意味4

まるで、あたかも

[出典]:竹生島
「花はさながら白雪の降るか...」

[訳]:花はあたかも白雪が降っているか...

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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

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