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古文単語「まかる/罷る」の意味・解説【ラ行四段活用】

著者名: 走るメロス
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まかる/罷る

ラ行四段活用

未然形まから
連用形まかり
終止形まかる
連体形まかる
已然形まかれ
命令形まかれ


意味1:自動詞

(「去る」の謙譲語で)
退出申し上げる、おいとまする

[出典]万葉集 山上憶良
「憶良らは今は罷らむ子泣くらむそれその母も我を待つらむそ」

[訳]:この憶良はもうおいとましましょう。(家で)子が泣いているでしょうし、その母も私を待っているでしょうから。


意味2:自動詞

(「行く」の謙譲語で)
都から地方へと赴く、出かけて行く

[出典]蓬莱の玉の枝 竹取物語
「玉の枝取りになむまかる。」

[訳]:蓬莱の玉の枝を取りに出かけて行きます


意味3:自動詞

(「行く」の謙譲語・丁寧語で)
参る、参上する

[出典]:平宣時朝臣、老の後、昔語りに 徒然草
「萎えたる直垂、うちうちのままにて罷りたりしに...」

[訳]:着慣れてやら若くなった直垂で、家にいる普段着のまま参上したところ...


意味4:自動詞

(「行く」の謙譲語・丁寧語で)
参ります、行きます

[出典]若紫・北山の垣間見 源氏物語
「いづ方へかまかりぬる。いとをかしう、やうやうなりつるものを。」

[訳]:どこへ行ってしまったのでしょう。とても可愛らしく、だんだんなっていましたのに。


意味5:自動詞

~です、~ます

※この用法の場合、「まかり+動詞」の形で、すなわち他の動詞の上について謙譲・丁寧の意味を表す。
[出典]木曾最期 平家物語
「日頃は音にも聞きつらん、今は目にも見給へ。木曽殿の御乳母子、今井四郎兼平、生年三十三にまかりなる。」

[訳]:日ごろ耳にすることがあるだろう、そして今は見たまえ。木曽殿の乳母の子、今井四郎兼平、年は33にあいなる。

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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

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