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古文単語「おきつ/掟つ」の意味・解説【タ行下二段活用】

著者名: 走るメロス
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おきつ/掟つ

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タ行下二段活用

未然形おきて
連用形おきて
終止形おきつ
連体形おきつる
已然形おきつれ
命令形おきてよ


意味1:他動詞

決心する、取り決める

※「思ひおきつ/おぼしおきつ」などの形で用いられることが多い。
[出典]桐壷 源氏物語
「この御子生まれ給ひて後は、いと心異に思ほしおきてたれば...」

[訳]:この皇子がお生まれになってから後は、(帝は更衣のことを)たいそう格別にお心にかけ(るよう取り決め)られたので...

「おぼしおきつ」の「おぼし」は「おもふ」の尊敬語「おぼす」の連用形であるが、「おもほす→おぼほす→おぼす」と変化してできたものである。よって「思ほしおきつ」は、「おぼしおきつ」に変化する前の言葉である。


意味2:他動詞

指示する、命令する

[出典]高名の木登り 徒然草
「高名の木登りと言ひし男、人をおきてて、高き木に登せてこずゑを切らせしに...」

[訳]:名高い木登りと言われていた男が、人に指示をして、高い木に登らせて梢を切らせていたところ...


意味3:他動詞

管理する、取り計らう

[出典]:今物語
「出納、小舎人など、平張りの内にて、皆これをおきてつ。」

[訳]:出納や小舎人などが、幕を張って作った仮小屋の中で、すべてこれを管理した。

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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

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