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17_80 原始・古代の社会・文化と東アジア / 先土器時代・縄文時代

縄文時代の食べ物、道具、生活スタイル

著者名: 早稲男
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はじめに

旧石器時代から縄文時代へと時代は推移していきますが、縄文時代には大きな変革がいくつもありました。食糧、道具、生活様式を例にとって説明していきます。

【食べ物】

旧石器時代から縄文時代の過渡期にかけて、大きな気候変動があったと言われています。この気候の変化に伴い、日本列島の動植物が変化をし、それと同時に人々の食生活も変動していきました。

旧石器時代では狩猟の対象であったナウマン象オオツノジカといった大型獣が絶滅をし、新たにニホンシカイノシシといった中型の動物が狩猟の対象となっていきました。
また、クリ・クルミ・トチ・どんぐりなどの木の実を採集、保管、調理するようにもなりました。それに加え漁業も盛んであり、これらの食糧事情は、全国各地に存在する「貝塚」と呼ばれる遺跡群から多くの情報を得ることができます。アメリカ人学者のモースが発見した「 大森貝塚(東京)」は特に有名です。

【道具】

縄文時代に代表される道具といえば、「縄文土器」です。
この土器の出現も縄文時代と言われています。その背景としては、気候の変動によって新たに出現してきた植物を、食糧として調理、保管する必要がでてきたためです。
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旧石器時代で多く使用されていた狩猟道具は、「石核石器」と「剥片石器」でした。前者は石の塊を打ち砕いて作ったもの(石斧のイメージ)で、後者は石核石器を作る際に出てきた破片を改良したもの(尖頭器のイメージ)です。基本的にトンカチのように叩くか、矢のように投げる、突くというのがこれらの道具の使い方でした。
縄文時代になると「」が出現します。これは旧石器時代に狩猟の対象であった、ナウマン象やオオツノジカといった大型の動物が絶滅し、その代わりに出現してきたニホンシカやイノシシなどの素早い中型動物を狩猟するために使用が始まったとされています。

【生活スタイル】

食べ物の変化や道具の発達に伴い、人々の生活様式は、食糧を求めて各地を転々とする生活から、ひとつの場所に長い期間住み続ける定住型の生活へと変化していきました。「 竪穴式住居」と呼ばれる家を構え、何世帯かで集落を組み始めたのもこの時代からです。
各集落にはリーダーがいたかもしれませんが、この時代には身分の格差は存在していなかったと考えられています。

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『新詳日本史図説』 浜島書店
『日本史用語集』 山川出版

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