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古文単語「いでく/出で来」の意味・解説【カ行変格活用】

著者名: 走るメロス
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いでく/出で来

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カ行変格活用

未然形いでこ
連用形いでき
終止形いでく
連体形いでくる
已然形いでくれ
命令形いでこ(こよ)


意味1:自動詞

出てくる、姿を現す、出現する

[出典]木曾最期 平家物語
「武蔵国にきこえたる大力、御田八郎師重、三十騎ばかりで出で来たり。」

[訳]:武蔵国に名高大力、御田八郎師重が、30騎ばかりを伴って現れた。


意味2:自動詞

生じる、起こる、発生する、できる

[出典]筒井筒 伊勢物語
「河内の国高安の郡に、行き通ふ所いできにけり。」

[訳]:河内の国、高安の郡に、通って行くところ(新しい女)ができたのでした。


意味3:自動詞

巡ってくる、出くわす

[出典]黒鳥のもとに・白波 土佐日記
「おぼろけの願によりてにやあらむ、風も吹かず、よき日出で来て、漕ぎ行く。」

[訳]:格別な祈願によってであろうか、風も吹かないで、よい天気が巡ってきて、(船を)こいで行く。


意味4:自動詞

出来上がる、完成する、できる(可能)

[出典]児のそら寝 宇治拾遺物語
「片方に寄りて、寝たるよしにて、出で来るを待ちけるに...」

[訳]:(部屋の)片隅に寄って、寝たふりをして、出来上がるのを待っていたところ...

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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

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