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古文単語「ある/荒る」の意味・解説【ラ行下二段活用】

著者名: 走るメロス
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ある/荒る

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ラ行下二段活用

未然形あれ
連用形あれ
終止形ある
連体形あるる
已然形あるれ
命令形あれよ


意味1:自動詞

(天候や海などが)
荒れる、激しくなる

[出典]:宇多の松原 土佐日記
「これらを人の笑ふを聞きて、海は荒るれども、心はすこし凪ぎぬ。 」

[訳]:これらを人が笑うのを聞いて、海は荒れているけれども、心は少し落ち着いた。


意味2:自動詞

(家や田畑などが)
荒れ果てる

[出典]:万葉集
「楽浪の国つ御神のうらさびて荒れたる都見れば悲しも 」

[訳]:楽浪の地の神の御心がすさんでしまって、(そのために)荒れ果てた都を見ると悲しいことよ


意味3:自動詞

興ざめる、白ける

[出典]:文覚被流 平家物語
「『こはいかに、こはいかに。』とさはがれければ、御遊もはや荒れにけり。」

[訳]:「これはどうしたことだ、これはどうしたことだ。」と騒がれたので、管弦のお遊びもすぐに白けてしまった。


意味4:自動詞

心がすさむ、腹を立てる

[出典]帰京 土佐日記
「家に預けたりつる人の心も、荒れたるなりけり。 」

[訳]:家の管理を任せていた人の心も、すさんでいたことよ。

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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

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