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古文単語「ののしる/罵る/喧る」の意味・解説【ラ行四段活用】

著者名: 走るメロス
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ののしる/罵る/喧る

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ラ行四段活用

未然形ののしら
連用形ののしり
終止形ののしる
連体形ののしる
已然形ののしれ
命令形ののしれ


意味1:自動詞

大声で騒ぐ、騒ぎ立てる

[出典]馬のはなむけ・門出 土佐日記
「年ごろ、よくくらべつる人々なむ、別れ難く思ひて、日しきりにとかくしつつ、ののしるうちに、夜更けぬ。 」

[訳]:ここ数年、親しく付き合ってきた人たちは、(私と)別れがたく思って、一日中絶えずあれこれ(世話を)しながら、騒いでいるうちに、夜がふけてしまった。


意味2:自動詞

(動物が)
やかましく鳴く、吠える

[出典]:浮舟 源氏物語
「里びたる声したる犬どもの出で来てののしるもいと恐ろしく...」

[訳]:いなかびた声をしている犬が何匹か現れて吠えるのもたいそう恐ろしく...


意味3:自動詞

評判が立つ、評判が高い

[出典]若紫・北山の垣間見 源氏物語
「この世にののしり給ふ光源氏、かかるついでに見奉り給むや。」

[訳]:世間で評判が高くていらっしゃる光源氏を、このような機会に拝見なさってはいかがでしょうか。


意味4:自動詞

勢力が盛んである、時めいている

[出典]:大和物語
「左の大臣の北の方にて、ののしりたまひける時...」

[訳]:左大臣の正妻として、時めいていらっしゃた時に...


意味5:他動詞

罵倒する、大声で非難する、怒鳴りちらす

[出典]:発心集
「童などの手ずさみに取り失ひければ、さすがに腹のあしき癖にて、ののしりけり。」

[訳]:子どもたちが(大切にしていた楽器を)おもちゃにしてなくしてしまったので、(僧は)やはり腹を立てやすい性質で、(子どもたちを)怒鳴り散らしたのでした。


意味6:補助動詞

おおげさに〜する、大いに〜する

※この用法の場合、動詞の連用形につく。
[出典]久しく隔たりて会ひたる人の 徒然草
「皆同じく笑ひののしる、いとらうがはし。」

[訳]:皆同じように大いに笑うのが、ひどく騒がしい

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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

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