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古文単語「そばむ/側む」の意味・解説【マ行四段活用/マ行下二段活用】

著者名: 走るメロス
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そばむ/側む

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「そばむ/側む」には、①マ行四段活用と②マ行下二段活用の用法がある。

①マ行四段活用

未然形そばま
連用形そばみ
終止形そばむ
連体形そばむ
已然形そばめ
命令形そばめ


意味1:自動詞

横を向く

[出典]:落窪物語
そばみてあれば、顔は見えず。」

[訳]横を向いているので、顔は見えない。


意味2:自動詞

すねる、ひがむ

[出典]:蛍 源氏物語
「おほかた、何やかやともそばみ聞こえたまはで...」

[訳]:まったく、なんだかんだとすね申し上げなさらないで...


意味3:自動詞

道をそれる、偏る

[出典]二十四、五 風姿花伝
「はや申楽にそばみたる輪説とし、いたりたる風体をすること、あさましきことなり。」

[訳]:はやくも猿楽に偏った勝手気ままな意見を述べ、(芸の極みまで)至ったような雰囲気をだすことは、とても情けないことです。


②マ行下二段活用

未然形そばめ
連用形そばめ
終止形そばむ
連体形そばむる
已然形そばむれ
命令形そばめよ


意味1:他動詞

横へ向ける、わきに寄せる

[出典]:空蝉 源氏物語
「引き繕ひ、そばめたる上辺をのみこそ、見給へ...」

[訳]:取り澄まして、横へ向けた外見だけを(光源氏は)御覧になりますが...


意味2:他動詞

(目を)そらす、そむける

※この用法の場合「目をそばむ」の形で用いられる。
[出典]桐壷 源氏物語
「上達部、上人なども、あいなく目をそばめつつ、いとまばゆき人の御おぼえなり。」

[訳]:上達部や殿上人たちも、(そのご様子を)感心しないことだと思って目をそむけており、とても見ていられないほどのご寵愛ぶりです。

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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

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