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枕草子『翁丸・上にさぶらふ御猫は』(御厠人なるもの走り来て〜)の品詞分解

著者名: 走るメロス
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枕草子『上にさぶらふ御猫は』

ここでは、枕草子の中の枕草子『上にさぶらふ御猫は』の「御厠人なるもの走り来て〜」から始まる部分の品詞分解を行っています。書籍によっては「翁丸」や「命婦さまといふ御猫」と題するものもあるようです。

前回のテキスト
「上にさぶらふ御猫は〜」の品詞分解

品詞分解

※名詞は省略しています。

御厠人
なる(断定の助動詞・連体形)
もの
走り来(カ行変格活用・連用形)
て(接続助詞)、

「あな(感動詞)
いみじ(形容詞・シク活用の語幹)。


を(格助詞)
蔵人
二人
して(格助詞)
打ち(タ行四段活用・連用形)
給ふ(補助動詞・ハ行四段活用・終止形)。

死ぬ(ナ行変格活用・終止形)
べし(推量の助動詞・終止形)。


を(格助詞)
流さ(サ行四段活用・未然形)
せ(尊敬の助動詞・連用形)
給ひ(補助動詞・ハ行四段活用・連用形)
ける(過去の助動詞・連体形)
が(格助詞)、
帰り参り(ラ行四段活用・連用形)
たる(完了の助動詞・連体形)
とて(格助詞)、
調じ(サ行変格活用・連用形)
給ふ(補助動詞・ハ行四段活用・終止形)。」

と(格助詞)
言ふ(ハ行四段活用・終止形)。

心憂(形容詞・ク活用の語幹)
の(格助詞)
こと
や(間投助詞)。

翁丸
なり(断定の助動詞・終止形)。

「忠隆・実房
なんど(副助詞)
打つ(タ行四段活用・終止形)。」

と(格助詞)
言へ(ハ行四段活用・已然形)
ば(接続助詞)、
制し(サ行変格活用・連用形)
に(格助詞)
やる(ラ行四段活用・連体形)
ほど
に(格助詞)、
からうじて(副詞)
鳴きやみ(マ行四段活用・連用形)、

「死に(ナ行変格活用・連用形)
けれ(過去の助動詞・已然形)
ば(接続助詞)、

の(格助詞)

に(格助詞)
引き捨て(タ行下二段活用・連用形)
つ(完了の助動詞・終止形)。」

と(格助詞)
言へ(ハ行四段活用・已然形)
ば(接続助詞)、
あはれがり(ラ行四段活用・連用形)
など(副助詞)
する(サ行変格活用・連体形)
夕つ方、
いみじげに(形容動詞・ナリ活用・連用形)
腫れ(ラ行下二段活用・連用形)、
あさましげなる(形容動詞・ナリ活用・連体形)

の(格助詞)
わびしげなる(形容動詞・ナリ活用・連体形)
が(格助詞)、
わななきありけ(カ行四段活用・已然形)
ば(接続助詞)、

「翁丸
か(係助詞)。

このごろ
かかる(ラ行変格活用・連体形)

やは(係助詞)
ありく(カ行四段活用・連体形)。」

と(格助詞)
言ふ(ハ行四段活用・連体形)
に(接続助詞)、

「翁丸。」

と(格助詞)
言へ(ハ行四段活用・已然形)
ど(接続助詞)、
聞き(カ行四段活用・連用形)
も(係助詞)
入れ(ラ行下二段活用・未然形)
ず(打消の助動詞・終止形)。

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『教科書 精選古典B』大修館
佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店

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