新規登録 ログイン

10_80 文章の読み解き / 文章の読み解き

史記『風蕭蕭兮易水寒・壮士一去兮不復還』(遂発。太子及賓客知其事者〜)書き下し文・現代語訳と解説

著者名: 走るメロス
Text_level_1
マイリストに追加

現代語訳(口語訳)

こうして(荊軻は)出発しました。
太子と賓客、その事情を知る者は、皆白い喪服と冠を身につけて見送りました。
(一行が)易水のほとりにやってきました。
そこで道祖神を祭って(道中の安全を祈り)旅立ちました。
(筑という楽器の名人である)高漸離が筑を奏で、荊軻はそれにあわせて歌いましたが、その響きは悲壮なものとなりました。
男たちは皆涙を流して泣きました。
(荊軻は)前に進み出て歌を作って言いました。
「風がもの寂しく吹き、易水は寒い(冷たい)。
勇ましい男は一度去ると、もう帰ってはこないだろう。」と。


さらに激昂した声で歌ったので、(荊軻の)心は高ぶりました。
男たちは皆目をいからせ、髪の毛はことごとく逆立ち冠を突き上げていました。
そして荊軻は車に乗って去って行きました。
そして最後まで振り返ることはありませんでした。

単語解説

既祖取道「祖」とは「道祖神」のこと
既祖取道「取道」は「旅路につく、旅立つ」と訳す
高漸離荊軻の友人で筑(琴のような楽器)の名人
髪尽上指冠直訳すると「逆立った髪が冠を突き上げる」となるが、実際にそうなっているわけではなく、あくまでも、それぐらい心が高ぶっていると読み取る


1ページへ戻る
前のページを読む
2/2
次のページを読む

Tunagari_title
・史記『風蕭蕭兮易水寒・壮士一去兮不復還』(遂発。太子及賓客知其事者〜)書き下し文・現代語訳と解説

Related_title
もっと見る 


Keyword_title

Reference_title
『教科書 高等学校 古典B 漢文編』 三省堂
鎌田正、米山寅太郎 著 2011 『新漢語林 第二版』大修館書店

この科目でよく読まれている関連書籍

このテキストを評価してください。

※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。

 

テキストの詳細
 閲覧数 15,056 pt 
 役に立った数 5 pt 
 う〜ん数 4 pt 
 マイリスト数 0 pt 

知りたいことを検索!

まとめ
このテキストのまとめは存在しません。