新規登録 ログイン

10_80 文章の読み解き / 文章の読み解き

荀子『人之性悪』現代語訳・書き下し文と解説

著者名: 走るメロス
Text_level_1
マイリストに追加
荀子『人之性悪』

ここでは『荀子』の中の性悪編から、『人之性悪』の書き下し文と現代語訳(口語訳)、そして解説を行っています。いわゆる性悪説について解いてありますが、「悪=罪をおかす」ではなく、「悪=弱い存在」という認識で読み進めるようにしましょう。

白文(原文)

人之性悪、其善者偽也。
今人之性、生而有好利焉。
順是、故争奪生、而辞譲亡焉。

生而有疾悪焉。
順是、故残賊生、而忠信亡焉。

生而有耳目之欲、有好声色焉。
順是、故淫 乱生、而礼義文理亡焉。

然則従人之性、順人之情、必出於争奪、合於犯文乱理、而帰於暴
必将有師法之化、礼義之道、然後出於辞譲、合於文理、而帰於治
用此観之、然則人之性悪明矣。
其善者偽也。

書き下し文

人の性は悪なり、其の善なる者は偽なり。
今人の性、生まれながらにして利を好む有り。
是に順ふ、故に争奪生じて、辞譲亡(ほろ)ぶ。

生まれながらにして疾悪(しつお)有り。
是に順ふ、故に残賊生じて、忠信亡ぶ。

生まれながらにして耳目の欲有り、声色を好む有り。
是に順ふ、故に淫 乱生じて、礼義文理亡ぶ。

然らば則ち人の性に従ひ、人の情に順はば、必ず争奪に出で、犯文乱理に合して、暴に帰す。
故に必ず将に師法の化、礼義の道(みちび)き有りて、然る後に辞譲に出で、文理に合して、治に帰せんとす。
此(これ)を用(も)つて之(これ)を観(み)れば、然らば則ち人の性は悪なること明らかなり。
其の善なる者は偽なり。

次ページ:現代語訳(口語訳)と単語・文法解説

1ページへ戻る
前のページを読む
1/2
次のページを読む

Related_title
もっと見る 


Keyword_title

Reference_title
『教科書 高等学校 古典B 漢文編』 三省堂
鎌田正、米山寅太郎 著 2011 『新漢語林 第二版』大修館書店

この科目でよく読まれている関連書籍

このテキストを評価してください。

※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。

 

テキストの詳細
 閲覧数 46,317 pt 
 役に立った数 81 pt 
 う〜ん数 14 pt 
 マイリスト数 0 pt 

知りたいことを検索!

まとめ
このテキストのまとめは存在しません。