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史記『刎頸之交・刎頚の交わり』(既罷帰国〜)現代語訳・書き下し文と解説

著者名: 走るメロス
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史記『刎頸之交』

ここでは、史記の中の『刎頸之交』の「既罷帰国〜」から始まる部分の書き下し文、現代語訳(口語訳)とその解説を行っています。『刎頸之交』は、『澠池之会』で秦との会談を終えた趙の一行が、帰国した後の話となります。

白文(原文)

既罷帰国。
以相如功大、拝為上卿
位在廉頗之右
廉頗曰、
「我為趙将、有攻城野戦之大功。
而藺相如徒以口舌為労、而位居我上。
且相如素賤人
吾羞、不忍為之下。」


宣言曰、
「我見相如、必辱之。」


相如聞、不肯与会。
相如毎朝時、常称病、不欲与廉頗争列。
已而相如出望見廉頗。
相如引車避匿。

つづき

書き下し文

既に罷(や)めて国に帰る。
相如の功大なるを以て、拝して上卿(じょうけい/しょうけい)と為(な)す。
位は廉頗(れんぱ)の右に在り。
廉頗曰はく、
「我趙の将と為り、攻城野戦の大功有り。
而(しか)るに藺相如は徒(た)だ口舌を以て労を為し、而(しこう)して位我が上に居り。
且つ相如は素(もと)賤人(せんじん)なり。
吾羞ぢて、之が下為(しもた)るに忍びず。」と。


宣言して曰はく、
「我相如を見ば、必ず之を辱めん。」と。


相如聞きて、与(とも)に会ふことを肯(がへん)ぜず。
相如朝する時毎に、常に病と称し、廉頗と列を争ふことを欲せず。
已にして相如出でて廉頗を望見す。
相如車を引きて避け匿(かく)る。

つづき

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鎌田正、米山寅太郎 著 2011 『新漢語林 第二版』大修館書店
『教科書 高等学校 古典B 漢文編』 三省堂

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