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『鴻門之会』(沛公已去、間至軍中〜)わかりやすい現代語訳・書き下し文と解説

著者名: 走るメロス
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現代語訳(口語訳)

沛公は既に去り、しばらくして自軍の陣に到着しました。
張良は(宴の席に)入って陳謝して言いました。

「沛公は(酔っ払ってしまい)これ以上酒は飲めず、退去の挨拶をすることができません。
謹んで私、張良に、白璧一対をささげ、二度の礼をもって大王(項王)のお側に献上し、玉斗一対を二度の礼をもって大将軍(范増)のお側に献上するよう申しておりました。」と。


項王が言いました。

「沛公はどこにいるのか。」と。


張良が言いました。

「大王様が沛公の過失をおとがめになる意志があると聞き、脱け出して一人で帰りました。
すでに軍に到着したことでしょう。」と。


そこで項王は白璧を受け取り、これを座席の側に置きました。
亜父(范増)は玉斗を受け取り、これを地面に置き、剣を抜いて、突いてこれを破壊して言いました。

「あぁ、青二才め、ともに天下の大事を語るに足らない。
項王の天下を奪う者は、きっと沛公だろう。
我が一族は、彼の捕虜となってしまうだろうよ。」と。


沛公は軍にたどり着くと、即座に曹無傷を殺した。

つづく

単語・文法解説

不勝桮杓「不勝」で「たへず」と読む。「耐えられない、こらえられない」という意味。「桮杓」は「酒を飲むこと」と訳す
不能辞「能」は英語でいう「can」。「不能」は「cannot」に相当する
再拝「二度礼をする」または転じて「丁寧に礼をする」
足下側に
豎子若造、青二才

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・『鴻門之会』(沛公已去、間至軍中〜)わかりやすい現代語訳・書き下し文と解説

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『教科書 高等学校 古典B 漢文編』 三省堂
『教科書 高等学校 標準 古典B 漢文編』 第一学習社
鎌田正、米山寅太郎 著 2011 『新漢語林 第二版』大修館書店

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