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十八史略『鶏口牛後(蘇秦者、師鬼谷先生〜)』の書き下し文と現代語訳

著者名: 走るメロス
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現代語訳(口語訳)

蘇秦という者は、鬼谷先生を師匠としていました。
初めて遊説に出かけたときには、(自分の説く政策を採用してくれる国がなく)困窮して故郷に戻ってきました。
蘇秦の妻は、機織り機から下り(てねぎらうこともせ)ず、兄嫁は蘇秦のために食事を用意することはありませんでした。

(しかし蘇秦は)六国同盟の長となり、六国の宰相を務めることにもなりました。
蘇秦が旅の道中に洛陽を通りかかりました。
彼の乗っている車や行列の馬は、王のようでした。

蘇秦の兄弟や妻や兄嫁は、(恐れ入って)視線をそらし、決して蘇秦を見ようとはしませんでした。
(蘇秦に)ひれ伏して、側に仕えて食事の給仕をしました。
蘇秦は笑って言いました。

「どうして以前は威張っていたのに、今度はこんなに恭しく礼儀正しいのか」と。


兄嫁が言いました。

「あなた様の身分が高くお金持ちになったのを見たからです」と。


つづく

単語・文法解説

置き字。文章の接続を表すもの。~して、~だけれどもの意味。
兄嫁。
従約南北同盟。燕と趙の位置が南北関係にあったので、二国間の同盟を指す。
置き字。
昆弟妻嫂兄弟、妻、兄嫁
不敢視「不敢A」で「あえてAせず」と読み、「決して〜しようとしない」と訳す。
何前倨而後恭也「何〜也」で「なんぞ〜や」と読み、「どうして〜なのか」と疑問の表現となる。

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・十八史略『鶏口牛後(蘇秦者、師鬼谷先生〜)』の書き下し文と現代語訳

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鎌田正、米山寅太郎 著 2011 『新漢語林 第二版』大修館書店
『教科書 国語総合 古典編』 東京書籍

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