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9_80 文章の読み解き / 文章の読み解き

沙石集『ねずみの婿とり』テストで出題されそうな問題

著者名: 走るメロス
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沙石集『ねずみの婿とり』

ここでは、沙石集の中の『ねずみの婿とり』でテストに出題されそうな問題をピックアップしていきます。

次の文章を読み、問いに答えよ。


ねずみの、娘をまうけて、

天下に並びなき婿をとらむ

と、おほけなく思ひ企てて、

日天子こそ世を照らしたまふ徳めでたけれ。

と思ひて、朝日の出でたまふに、 

娘をもちて候ふ。みめかたちなだらかに候ふ。まゐらせむ。

と申すに、

われは世間を照らすあれども、雲に会ひぬれば光もなくなるなり。雲を婿にとれ。

とおほせられければ、

まことに。

と思ひて、黒き雲の見ゆるに会ひて、このよし申すに、

われは日の光をも隠す徳あれども、風に吹き立てられぬれば、何にてもなし。風を婿にせよ。

と言ふ。

さも。

と思ひて、山風の吹けるに向かひて、このよし申すに、

われは雲をも吹き、木草をも吹きなびかす徳あれども、築地に会ひぬれば力なきなり。築地を婿にせよ

と言ふ。

げに。

と思ひて、築地にこのよしを言ふに、
 
われは風にて動かぬ徳あれども、ねずみに掘らるるとき、耐へがたきなり。

と言ひければ、さては、ねずみは何にもすぐれたるとて、ねずみを婿にとりけり。


問題

Q1:「築地」を現代仮名遣いで記しなさい。


Q2:「天下に並びなき婿をとらむ。」を現代語訳しなさい。


Q3:「おほけなく」の意味を答えなさい。


Q4:「照らしたまふ」の「たまふ」を文法的に説明しなさい。


Q5:「なだらかに」の意味を答えなさい。


Q6:「徳」とあるが、ここでいう徳とは何を指すか答えなさい。


Q7:「築地を婿にせよ」の「せよ」を文法的に説明しなさい。


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佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店
『教科書 精選国語総合』 大修館書店
『教科書 新編国語総合』 大修館書店

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