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平家物語原文全集「祇王 2」

著者名: 古典愛好家
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平家物語

祇王

京中の白拍子ども、祇王が幸(さいはゐ)のめでたいやうを聞いて、うらやむものもあり、そねむ者もありけり。うらやむ者共は、

「あなめでたの祇王御前の幸(さいはゐ)や。おなじあそび女とならば、誰もみなあのやうでこそありたけれ。いかさまこれは、祇といふ文字を名について、かくはめでたきやらむ。いざ我らもついてみむ」


とて、或(あるひ)は祇一とつき、祇二とつき、或(あるひ)は祇福、祇徳なんどいふ者もありけり。そねむものどもは、

「なんでう名により、文字にはよるべき。幸(さいはゐ)はただ前世の生まれつきでこそあんなれ」


とて、つかぬものもおほかりけり。


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・平家物語原文全集「祇王 2」

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梶原正昭,山下宏明 1991年「新日本古典文学大系 44 平家物語 上」岩波書店

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