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蜻蛉日記原文全集「かくて月はてぬれば」

著者名: 古典愛好家
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蜻蛉日記

かくて月はてぬれば

かくて月はてぬれば、はるかになりはてぬるに、思ひうじぬるにやあらん、おとなうて月たちぬ。


四日に、雨いといたうふるほどに、助の本に、

「雨間(あめま)侍らばたちよらせ給へ。きこえさすべきことなんある。上には、

「身の宿世(すくせ)のおもひしられ侍りて、きこえさせず」

ととり申させ給へ」


とあり。かくのみよびつつは、何ごとといふこともなくて、たはぶれつつぞかへしける。
  
                
             
            
               
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・蜻蛉日記原文全集「かくて月はてぬれば」

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長谷川 政春,伊藤 博,今西 裕一郎,吉岡 曠 1989年「新日本古典文学大系 土佐日記 蜻蛉日記 紫式部日記 更級日記」岩波書店
The University of Virginia Library Electronic Text Center and the University of Pittsburgh East Asian Library http://etext.lib.virginia.edu/japanese/

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