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蜻蛉日記原文全集「ひんがしの門のまへなる田ども刈りて」

著者名: 古典愛好家
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蜻蛉日記

ひんがしの門のまへなる田ども刈りて

ひんがしの門のまへなる田ども刈りて、ゆひわたしてかけたり。たまかさにも見えとふ人には、青稲からせて馬にかひ、焼米(やいごめ)せさせなどするわざに、おりたちてあり。小鷹の人もあれば、鷹ども外(と)にたちいでてあそぶ。例のところにおどろかしにやるめり。

さごろものつまもむすばぬたまのをの たえみたえずみよをやつくさん

かへりごとなし。又ほどへて、

つゆふかき袖にひえつつあかすかな たれながきよのかたきなるらん

かへりごとあれど、よし、書かじ。                 
       


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・蜻蛉日記原文全集「ひんがしの門のまへなる田ども刈りて」

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長谷川 政春,伊藤 博,今西 裕一郎,吉岡 曠 1989年「新日本古典文学大系 土佐日記 蜻蛉日記 紫式部日記 更級日記」岩波書店
The University of Virginia Library Electronic Text Center and the University of Pittsburgh East Asian Library http://etext.lib.virginia.edu/japanese/

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