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枕草子 原文全集「騒がしきもの/ないがしろなるもの/言葉なめげなるもの」

著者名: 古典愛好家
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騒がしきもの

騒がしきもの、走り火。板屋の上にて烏の齋(とき)の生飯食ふ。

十八日に、清水にこもりあひたる。暗うなりて、まだ火をともさぬほどに、ほかより人のきあひたる。まいてとほき所の人の国などより、家の主(あるじ)ののぼりたる、いとさわがし。

ちかきほどに

「火出できぬ」

といふ。されど燃えはつかざりけり。

ないがしろなるもの

ないがしろなるもの。女官どもの髪上姿。唐絵の革の帯のうしろ。聖のふるまひ。

言葉なめげなるもの

言葉なめげなるもの。宮のべの祭文よむ人。舟漕ぐものども。雷(かんなり)の陣の舎人(とねり)。すまゐ。           


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・枕草子 原文全集「騒がしきもの/ないがしろなるもの/言葉なめげなるもの」

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渡辺実 1991年「新日本古典文学大系 枕草子・方丈記」岩波書店
萩谷朴 1977年「新潮日本古典集成 枕草子 下」 新潮社
松尾聰,永井和子 1989年「完訳 日本の古典 枕草子」小学館

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