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枕草子 原文全集「日は/月は/星は/雲は」

著者名: 古典愛好家
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日は

日は、入日。入りはてぬる山の端(は)に、光のなほとまりて、赤う見ゆるに、薄黄ばみたる雲の、たなびきわたりたる、いとあはれなり。


月は

月は、有明の東の山ぎはに、細くて出づるほど、いとあはれなり。


星は

星は、すばる。彦星。夕づつ。よばひ星、すこしをかし。尾だになからましかば、まいて。


雲は

雲は、白き。紫。黒きもをかし。風ふくをりの雨雲。あけはなるるほどの黒き雲の、やうやう消えて、白うなりゆくもいとをかし。

「朝(あした)にさる色」


とかや、ふみにもつくりたなる。月のいとあかきおもてにうすき雲、あはれなり。      

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・枕草子 原文全集「日は/月は/星は/雲は」

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萩谷朴 1977年「新潮日本古典集成 枕草子 下」 新潮社
松尾聰,永井和子 1989年「完訳 日本の古典 枕草子」小学館
渡辺実 1991年「新日本古典文学大系 枕草子・方丈記」岩波書店

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