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枕草子 原文全集「九月二十日あまりのほど/清水などにまゐりて」

著者名: 古典愛好家
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九月二十日あまりのほど

九月二十日あまりのほど、長谷にまうでて、いとはかなき家にとまりたりしに、いと苦しくて、ただ寝に寝いりぬ。

夜ふけて、月の窓よりもりたりしに、人のふしたりしどもが衣の上に、しろふてうつりなどしたりしこそ、いみじうあはれとおぼえしか。さやうなるをりぞ、人歌よむかし。


清水などにまゐりて

清水などにまゐりて、坂もとのぼるほどに、柴たく香の、いみじうあはれなるこそをかしけれ。      
                 
                   
                
              
       
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・枕草子 原文全集「九月二十日あまりのほど/清水などにまゐりて」

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渡辺実 1991年「新日本古典文学大系 枕草子・方丈記」岩波書店
松尾聰,永井和子 1989年「完訳 日本の古典 枕草子」小学館
萩谷朴 1977年「新潮日本古典集成 枕草子 下」 新潮社

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