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18_80 東アジア世界の形成と発展 / 東アジア文化圏の形成(隋・唐帝国と諸地域)

東アジア文化圏と冊封体制(チベット、アンコール朝、高句麗、新羅、百済、日本など) 受験対策問題 26

著者名: レキシントン
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東アジア文化圏と冊封体制で押さえておきたいポイント

※赤字部分が問題に出そうな部分です。赤色の暗記シートなどで隠して見てください。

東アジア文化圏

・中国、特に唐代に発達した漢字儒教・仏教などの文化は、朝鮮半島日本、ベトナム北部に多大な影響を及ぼした。この広大な文化圏を東アジア文化圏という。

・中国は、漢代以降周辺諸国と朝貢を元にした形式的な君臣関係を結び、さらに交易のみを望む国には朝貢形式をとり、国際秩序を形成していった。これを冊封体制といい、長らく中国の周辺諸国に対する優位性は揺らぐことがなかった。

周辺諸国の状況

・隋や唐の時代、周辺諸国はさまざまな国家が栄えた。

チベット

・チベットには、青海省に鮮卑系の吐谷渾(4~7世紀)が存在したが、635年に唐に服属した後、吐蕃に討たれた。

7世紀にはソンツェン=ガンポがチベット諸部族を統一し、吐蕃(7~9世紀)を建国した。吐蕃は都ラサを中心に栄え、唐と通交したが、のちに対立し、安史の乱のあと一時的に長安を占領する。9世紀に唐と会盟したが、内紛で衰退する。ソンツェン=ガンポは中国インドの両文化を取り入れ、グプタ文字をもとにしたチベット文字を作成させた。

・7~8世紀には、チベットに中国やインドから大乗仏教が伝わり、チベット古来のボン教と融合したチベット仏教が成立した。チベット仏教は一時的に廃仏されるが、11世紀に再建され、13世紀以降にチベット大蔵経という経典が完成する。14世紀にツォンカパ黄帽派を確立し、それ以前の宗派を紅帽派と呼ぶ。

雲南・東南アジア

雲南の地域には、チベット=ビルマ系ロロ族南詔(?~902)が成立した。南詔は唐と吐蕃の間で繁栄し、唐の文化や仏教を受容し、漢字を公用化した。10世紀はじめ滅亡する。

・南詔のあと、雲南には白蛮系大理国(937~1254)が建国され、に朝貢したが、最後はフビライ=ハンに滅ぼされた。

カンボジアには、6世紀にクメール人の国家真臘が建国された。真臘は7世紀に扶南を併合、8世紀に北部の陸真臘と南部の水真臘に分裂する。9世紀にはアンコール=ワットを造営したアンコール朝が出て再統一され、唐に朝貢した。

ベトナム南部には、チャム人の国家チャンパー(2世紀末~17世紀)が栄えた。チャンパーは中国名で林邑と呼ばれ、隋に反抗ののち、唐に朝貢した。

スマトラ島東部にはシュリーヴィジャヤ王国(7~14世紀)が栄え唐に朝貢した。シュリーヴィジャヤ王国には、唐僧義浄が帰りに立ち寄り、『南海寄帰内法伝』を著した。

朝鮮

・朝鮮には、ツングース系貊族によって建てられた高句麗馬韓統一後建国された百済辰韓統一後建国された新羅の三国が鼎立していた。

7世紀に入ると、新羅が同盟し、高句麗・百済を滅ぼした。新羅はその後、676年に唐の勢力を一掃し、朝鮮半島を統一した。その後唐の冊封をうけ、仏教や律令体制を受容した。新羅では都慶州(旧名金城)を中心に仏国寺石窟庵など仏教文化が栄えた。また骨品制という身分制度を制定した。最終的に高麗に滅ぼされた。

・高句麗滅亡後、大祚栄により渤海国が建国された。渤海国は都上京竜泉府を中心に唐の文化を積極的に受容し、仏教も盛んになり、「海東の盛国」と称された。10世紀前半に耶律阿保機率いる契丹に滅ぼされた。

日本

・日本は6世紀末から7世紀にかけて、飛鳥時代を迎えた。聖徳太子推古天皇の摂政として活躍し、百済からもたらされた仏教文化をもとに、寺院建造、遣隋使派遣、憲法十七条の制定などをおこなった。また、607年には遣隋使として派遣された小野妹子が、隋の皇帝煬帝に対し、対等な立場を示した。その後唐の時代にも遣唐使が派遣され、唐の文化を積極的に輸入した。

645年には、中大兄皇子中臣鎌足らが中心となり、天皇中心の中央集権体制を目指す大化の改新がおこった。大化の改新により、公地公民制、班田収授法、租庸調制などが定められ、701年の大宝律令制定により律令国家体制が確立した。

663年には、滅亡した百済を救済するため、日本から水軍が派遣され、白村江の戦いが行われたが、唐・新羅の水軍に完敗し、以後日本は朝鮮半島の勢力を失った。

・大化の改新から平城京遷都までの文化を白鳳文化という。

710年から784年まで、日本は都が奈良に置かれた奈良時代を迎えた。その後長岡京をへて平安時代へ移行した。奈良時代には、律令国家体制が整備され、天平文化が栄え、国際的な貴族文化が盛んとなった。
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・東アジア文化圏と冊封体制(チベット、アンコール朝、高句麗、新羅、百済、日本など) 受験対策問題 26

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『世界史B 用語集』 山川出版社
『世界史B 教科書』 山川出版社

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