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9_80 文章の読み解き / 文章の読み解き

『木曾の最期』(今井四郎、木曾殿、主従二騎〜)テストで出題されそうな問題

著者名: 走るメロス
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平家物語『木曾の最期』

平家物語『木曾の最期』(今井四郎、木曾殿、主従二騎〜粟津の松原へぞ駆け給ふ)でテストに出題されそうな問題をピックアップしていきます。

問題

次の文章を読み、設問に答えよ


今井四郎、木曾殿、主従二騎になつて、のたまひけるは、

日ごろは何とも覚えぬ鎧が、今日は重うなつたるぞや」。

今井四郎申しけるは、

「御身もいまだ疲れさせ給はず。御馬も弱り候はず。何によつてか一領の御着背長を重うはおぼし召し候ふべき。それは御方に御勢が候はねば、臆病でこそ、さはおぼし召し候へ。兼平一人候ふとも、余の武者千騎とおぼし召せ。矢七つ八つ候へば、しばらく防き矢仕らん。あれに見え候ふ、粟津の松原と申す。あの松の中で御自害候へ」

とて、打つて行くほどに、また新手の武者五十騎ばかり出で来たり。

「君はあの松原へ入らせたまへ。兼平はこの敵防き候はん」

と申しければ、木曾殿のたまひけるは、

「義仲、都にていかにもなるべかりつるが、これまで逃れ来るは、汝と一所で死なんと思ふためなり。所々で討たれんよりも、一所でこそ討死をもせめ」

とて、馬の鼻を並べて駆けんとしたまへば、今井四郎、馬より飛び降り、主の馬の口に取りついて申しけるは、

「弓矢取りは、年ごろ日ごろいかなる高名候へども、最期の時不覚しつれば、長ききずにて候ふなり。御身は疲れさせたまひて候ふ。続く勢は候はず。敵に押し隔てられ、言ふかひなき人の郎等に組み落とされさせたまひて、討たれさせたまひなば、『さばかり日本国に聞こえさせたまひつる木曾殿をば、それがしが郎等の討ちたてまつたる』なんど申さんことこそ口惜しう候へ。ただあの松原へ入らせたまへ」

と申しければ、木曾、

「さらば」

とて、粟津の松原へぞ駆けたまふ。

設問

Q1:「今井四郎」のことを別の呼び方で書かれているが、本文中から抜き出せ。


Q2:「日ごろは何とも覚えぬ鎧が、今日は重うなつたるぞや」と言った木曾殿の心情を答えよ。


Q3:「疲れさせ給はず」の「させ」の文法的意味と活用形を答えよ。


Q4:「臆病でこそさは思しめし候へ」を、「さ」の内容を具体的にしながら現代語訳せよ。


Q5:「都にていかにもなるべかりつるが」には、木曾殿のどのような気持ちが表れているか。


Q6:「不覚」とはどういうことか。


Q7:「長ききず」とはどういうことか。


Q8:「いふかいなき人」の意味を答えよ。


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・『木曾の最期』(今井四郎、木曾殿、主従二騎〜)テストで出題されそうな問題

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『教科書 高等学校 国語総合 古典編』 三省堂
『教科書 国語総合』 桐原書店
『教科書 新編国語総合』 教育出版
佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店
『教科書 国語総合』 大修館書店

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