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『誰かまた花橘に思ひ出でむ我も昔の人となりなば』現代語訳と解説・品詞分解

著者名: 走るメロス
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はじめに

このテキストでは、新古今和歌集で詠まれている「誰かまた花橘に思ひ出でむ我も昔の人となりなば」という歌について説明していきます。

原文

誰かまた花橘に思ひ出でむ我も昔の人となりなば

現代語訳(口語訳)

私が花橘の香をかいで昔の人を思い出すのと同じように、私が死んだあとに、このように私のことを誰かが思い出すのだろうか。

解説・鑑賞のしかた

和歌において花橘の香は、昔の人を思い出したり昔そのものを思い出すきっかけによく用いられます。この歌は、人は花橘の香で昔の人を偲ぶが、作者もまた、自分の死後に花橘の香から思い出され偲ばれることがあるのだろうかと想像をした心情を歌ったものです。

誰かまた花橘に思ひ出でむ「か~出でむ」で係り結びの法則
花橘昔の人や事柄を思い出すきっかけによく使われる


品詞分解

※名詞は省略してあります。


(係助詞)
また(副詞)
花橘
(格助詞)
思ひ出で(ダ行下二段活用・未然形)
(推量の助動詞・連体形)

(係助詞)

(格助詞)

(格助詞)
なり(ラ行四段活用・連用形)
(完了の助動詞・未然形)
(接続助詞)
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佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店
『教科書 精選国語総合』 大修館書店

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