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『ついに行く道とはかねて聞きしかど昨日今日とは思はざりしを』現代語訳と解説・品詞分解

著者名: 走るメロス
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はじめに

ここでは、古今和歌集で詠まれている「ついに行く道とはかねて聞きしかど昨日今日とは思はざりしを」という歌について説明していきます。

原文

ついに行く道とはかねて聞きしかど昨日今日とは思はざりしを

現代語訳(口語訳)

誰しもが最後に通る道とは聞いていたが、まさかそれが自分の身に、間近に差し迫ったものだとは思いもしなかった。

解説・鑑賞のしかた

在原業平が病気で伏せたときに詠んだ歌です。人は誰も死ぬということは誰でも知っていますが、それがいざ自分の身になって、驚きと嘆きを感じています。特にこれといった技法は用いられていませんが、それがかえって読者の心に強い印象を与えています。

単語


つひに最終的に、最後に
かねて以前から
昨日今日とは「死」が間近にせまっているとは


品詞分解

※名詞は省略してあります。

ついに(副詞)
行く(カ行四段活用・連体形)

(格助詞)
(係助詞)
かねて(副詞)
聞き(カ行四段活用・連用形)
しか(過去の助動詞・已然形)
(接続助詞)
昨日
今日
(格助詞)
(係助詞)
思は(ハ行四段活用・未然形)
ざり(打消の助動詞・連用形)
(過去の助動詞・連体形)
(間接助詞)

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佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店
『教科書 新国語総合 古文編』 教育出版

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