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9_80 文章の読み解き / 文章の読み解き

西行法師『年たけてまた越ゆべしと思ひきや命なりけり小夜の中山』現代語訳・句切れ・品詞分解

著者名: 走るメロス
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はじめに

このテキストでは、新古今和歌集で詠まれている「年たけてまた越ゆべしと思ひきや命なりけり小夜の中山」という歌について説明していきます。

原文

年たけてまた越ゆべしと思ひきや命なりけり小夜の中山

現代語訳(口語訳)

年老いてから、この山をまた超えることができる(旅ができる)と思っただろうか、いや思いはしなかった。小夜の中山を越えることができるのは、命があるからこそだなぁ。

解説・鑑賞のしかた

当時、都かた関東に行くには、鈴鹿(三重)、小夜の中山(静岡)、箱根(神奈川)と3つの難所を越えなければならず、大変な苦労をしました。西行は晩年、関東への旅を行い、こうやって難所の山を再び越えることができるのも今まで生きてこられたからだという喜びが、この歌から感じることができます。ちなみにこの句は三・四句切れです。

単語


年たけ「たく」は、時が経つ、歳をとるという意味


品詞分解

※名詞は省略してあります。


たけ(カ行下二段活用・連用形)
(接続助詞)
また(副詞)
越ゆ(ヤ行下二段活用・終止形)
べし(可能の助動詞・終止形)
(格助詞)
思ひ(ハ行四段活用・連用形)
(過去の助動詞・終止形)
反語を表す終助詞)

なり(断定の助動詞・連用形)
けり詠嘆の助動詞・終止形)
小夜
(格助詞)
中山

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佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店
『教科書 高等学校 国語総合 古典編』 三省堂

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