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高校古文『瓜食めば子ども思ほゆ栗食めばまして偲はゆ~』現代語訳と解説・品詞分解

著者名: 走るメロス
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はじめに

このテキストでは、万葉集で読まれている「瓜食めば子ども思ほゆ 栗食めばまして偲はゆ いづくより来りしものそ目交にもとなかかりて 安眠しなさぬ」という歌について説明していきます。

原文

瓜食めば子ども思うほゆ 栗食めばまして偲はゆ
いづくより来りしものそ目交にもとなかかりて安眠しなさぬ


【反歌】
銀も金も玉も何せむに 勝れる宝子にしかめやも


現代語訳(口語訳)

瓜を食べれば(残してきた)子どものことを思い出す。粟を食べれば、いっそう懐かしく思えてしょうがない。

子どもたちはいったいどのような縁で、私の子どもとしてやってきたのだろうか。目に子どもの姿がちらついて、熟睡することができない。

【反歌】
銀も金も宝石も何にせよ、それらより勝っている子どもに宝として及ぶだろうか。いや及ぶまい

解説・鑑賞のしかた

この歌は、山上憶良によって詠まれたものです。何をしていても子どもたちの姿が目の前に見えるほどの、憶良の子どもたちへの愛情を表した歌です。

単語


いづくより本来は「どこから」と訳すが、ここでは「何の縁で」としている
目交に目の前に
もとなかかりてやたらにちらついて


品詞分解

※名詞は省略してあります。


食め(マ行四段活用・已然形)
(接続助詞)
子ども
思ほゆ(ヤ行下二段活用・終止形)

食め(マ行四段活用・已然形)
(接続助詞)
まして(副詞)
偲は(ハ行四段活用・未然形)
(自発の助動詞・終止形)
いづく(代名詞)
より(格助詞)
来り(ラ行四段活用・連用形)
(過去の助動詞・連体形)
もの
(係助詞)
目交
(格助詞)
もとな(副詞)
かかり(ラ行四段活用・連用形)
(接続助詞)
安眠
(副詞)
なさ(サ行四段活用・未然形)
(打消の助動詞・連体形)


(係助詞)

(係助詞)

(係助詞)

(サ行変格活用・未然形)
(推量の助動詞・連体形)
(格助詞)
勝れ(ラ行四段活用・已然形)
(存続の助動詞・連体形)
宝子
(格助詞)
しか(カ行四段活用・未然形)
(推量の助動詞・已然形)
やも(係助詞)
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佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店
『教科書 高等学校 国語総合 古典編』 三省堂

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