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『おもかげのかすめる月ぞやどりける春や昔の袖の涙に』 現代語訳と解説・品詞分解

著者名: 走るメロス
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はじめに

このテキストでは、新古今和歌集で詠まれている「おもかげのかすめる月ぞやどりける春や昔の袖の涙に」という歌について説明していきます。

原文

おもかげのかすめる月ぞやどりける春や昔の袖の涙に

現代語訳(口語訳)

「今年の春は昔の春ではない」と嘆いて袖にこぼした涙の上に、あの人の面影がかすんで見える月がうつっている。

解説・鑑賞のしかた

昔の恋を思いだして、袖に落とした涙の上に、月が映るという美しい世界を表現している。

※「ぞ~ける」で係り結びです。また、「月やあらぬ春や昔の春ならぬわが身ひとつはもとの身にして」という歌を本歌とした、本歌取りという手法を用いています。

品詞分解

※名詞は省略してあります。

面影
(格助詞)
かすめ(マ行四段活用・命令形)
(存続の助動詞・連体形)

(係助詞)
やどり(ラ行四段活用・連用形)
ける(詠嘆の助動詞・連体形)

反語の係助詞)

(格助詞)

(格助詞)

(格助詞)

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『教科書 精選国語総合』 東京書籍
佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店
『教科書 国語総合 古文編』 教育出版

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