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9_80 文章の読み解き / 文章の読み解き

高校古文『駒とめて袖うちはらふかげもなし佐野のわたりの雪の夕暮』現代語訳・品詞分解と表現技法

著者名: 走るメロス
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はじめに

このテキストでは、新古今和歌集に収録されている歌「駒とめて袖打ち払ふ陰もなし 佐野のわたりの雪の夕暮れ」の現代語訳・口語訳と解説、品詞分解をしています。

原文

駒とめて袖打ち払ふ陰もなし 佐野のわたりの雪の夕暮れ

ひらがなでの読み方

こまとめてそでうちはらふそでもなし さののわたりのゆきのゆふぐれ

現代語訳(口語訳)

馬をとめて、袖(に積もった雪)を払い落とすような物影すらない。佐野の渡し場の雪の夕暮れどきよ。

単語・解説

この歌は三句切れの歌です。「苦しくも降り来る雨か三輪(みわ)の崎狭野(さの)の渡りに家もあらなくに」という歌を本歌とした、本歌取りという手法を用いています。また、「夕暮れ」で終わっていることから体言止めも用いていますね。

馬のこと
かげ袖(についたゆき)を振り払う物影
佐野のわたり佐野は「佐野」という地名を表し、わたりは「辺り」または船の渡し場を意味する「渡り」とする説がある


品詞分解

※名詞は省略してあります。

とめマ行下二段活用「とむ」の連用形
接続助詞
うちはらふハ行四段活用「うちはらふ」の連体形
かげ
係助詞
なし形容詞・ク活用「なし」の終止形
佐野
格助詞
わたり
格助詞
格助詞
夕暮れ

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佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店
『教科書 高等学校 国語総合 古典編』 三省堂
『教科書 精選国語総合』 東京書籍

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