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9_80 文章の読み解き / 文章の読み解き

西行法師『風になびく富士の煙の空に消えて ゆくへもしらぬわが思ひかな』現代語訳と品詞分解

著者名: 走るメロス
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はじめに

このテキストでは、新古今和歌集で詠まれている「風になびく富士の煙の空に消えて ゆくへもしらぬわが思ひかな」という歌について説明していきます。

原文

風になびく富士の煙の空に消えて ゆくへもしらぬわが思ひかな

現代語訳(口語訳)

風になびく富士の噴煙が空に消えてゆく。その煙と同じように、私の思いもどこに行こうとするのか、行方もわからない。

解説・鑑賞のしかた

この歌を詠んだ西行法師は、妻子を残して出家をし、生涯流浪の旅を続けました。この歌は、そんな自分と行くあての知れない煙とをかけあわせ、自分自身に問いかけてみた句です。

単語


我が思かな「ひ」は「火」とかけている(掛詞)


品詞分解


(格助詞)
なびく(カ行四段活用・連体形)
富士
(格助詞)

(格助詞)

(格助詞)
きえ(ヤ行下二段活用・連用形)
(接続助詞)
ゆくへ
(係助詞)
しら(ラ行四段活用・未然形)
(打消の助動詞・連体形)

(格助詞)
思ひ
かな(終助詞)

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『教科書 精選国語総合』 東京書籍
佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店

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