新規登録 ログイン

10_80 文章の読み解き / 文章の読み解き

『鼓腹撃壌』 書き下し文・わかりやすい現代語訳(口語訳)と文法解説

著者名: 走るメロス
Text_level_1
マイリストに追加
『鼓腹撃壌』

ここでは、「平和で幸せな世の中を楽しむさま」ということわざの由来となった故事、含哺鼓腹の書き下し文、そして現代語訳を記しています。

白文(原文)

帝尭陶唐氏帝嚳子也。其仁如天其知神。就之如日、望之如雲。
都平陽。茆茨不剪、土階三等。
治天下五十年、不知天下治 、不知歟、億兆願戴己歟、不願戴己歟。
問左右不知。問外朝不知。問在野不知。
乃微服遊康衢、聞童謡曰、

「立我烝民 莫匪爾極。不識不知 順帝之則」


有老人、含哺鼓腹、撃壌而歌曰、
日出作 日入而息。鑿井而飲 耕田食。帝力何有於我哉。


書き下し文

帝尭陶唐氏は、帝嚳(こく)の子なり。其の仁は天の如く、其の知は神の如し。之に就けば日の如く、之を望めば雲の如し。平陽に都す。茆茨(ばうし)剪(き)らず、土階三等のみ。

天下を治むること五十年、天下治まるか、治まらざるか、億兆己を戴くを願ふか、己を戴くを願はざるかを知らず。左右に問ふに、知らず。外朝に問ふに、知らず。在野に問ふに、知らず。
乃ち微服して康衢(かうく)に游び、童謡を聞くに曰はく、

「我が烝(じよう)民を立つるは、爾(なんぢ)の極に匪(あら)ざる莫し。識らず知らず帝の則に順ふ」と。


老人有り、哺を含み腹を鼓(こ)し、壌(じやう)を撃ちて歌ひて曰はく、

「日出でて作(な)し、日入りて息(いこ)ふ。井を鑿(うが)ちて飲み、田を耕して食らふ。帝力何ぞ我に有らんや。」と。」


次ページ:口語訳(現代語訳)

1ページへ戻る
前のページを読む
1/3
次のページを読む

Related_title
もっと見る 


Keyword_title

Reference_title
『教科書 高等学校 国語総合』 明治書院
『教科書 精選国語総合』 明治書院
鎌田正、米山寅太郎 著 2011 『新漢語林 第二版』大修館書店

この科目でよく読まれている関連書籍

このテキストを評価してください。

※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。

 

テキストの詳細
 閲覧数 176,808 pt 
 役に立った数 152 pt 
 う〜ん数 24 pt 
 マイリスト数 0 pt 

知りたいことを検索!

まとめ
このテキストのまとめは存在しません。