新規登録 ログイン

10_80 文章の読み解き / 文章の読み解き

李白『春夜洛城聞笛』(春夜洛城に笛を聞く)書き下し文・わかりやすい現代語訳(口語訳)と文法解説

著者名: 走るメロス
Text_level_1
マイリストに追加
はじめに

ここでは、中国の詩人李白が詠んだ漢詩、「春夜洛城聞笛」(春夜(※1)洛城に笛を聞く)の原文(白文)、書き下し文、現代語訳・口語訳とその解説を記しています。

白文(原文)

※左から右に読んでください

誰 家 玉 笛 暗 飛 声
散 入 春 風 満 洛 城
此 夜 曲 中 聞 折 柳
何 人 不 起 故 園 情

書き下し文

誰 家 玉 笛 (※2)暗 飛 声
誰が家の玉笛ぞ 暗に声を飛ばす
たがいえのぎょくてきぞ あんにこえをとばす

散 入 春 風 満 洛 城
散じて春風に入りて 洛城に満つ
さんじてしゅんぷうにいりてらくじょうにみつ

此 夜 曲 中 聞 (※3)折 柳
此の夜 曲中 折柳を聞く
このよ きょくちゅう せつりゅうをきく

何 人 不 起 (※4)故 園 情
何人か故園の情を起こさざらん
なんぴとかこえんのじょうをおこさざらん

(※別解釈:
何人か起こさざらん 故園の情を
なんぴとかおこさざらん こえんのじょうを)


現代語訳

誰が家の玉笛ぞ 暗に声を飛ばす
誰の家で吹く笛の音だろうか。どこからともなく笛の音色が飛ぶように聞こえてくる。

散じて春風に入りて 洛城に満つ
(その音は)春の風にのって、洛陽の町いっぱいに広がっている。

此の夜 曲中 折柳を聞く
この夜、耳にした曲の中に「折楊柳」があった。

何人か故園の情を起こさざらん
(この曲を耳にして)いったい誰が故郷を懐かしむ気持ちを起こさずにいられようか。(いや、故郷を懐かしむ気持ちを起こすだろう。)

単語

(※1)洛城洛陽の街のこと
(※2)暗どこからともなく
(※3)折柳別れの時に歌われる折楊柳の曲
(※4)故園情「故園」は故郷を指し、故園情で「故郷を思う心」となる


次ページ:七言絶句・押韻など

1ページへ戻る
前のページを読む
1/2
次のページを読む

Related_title
もっと見る 


Keyword_title

Reference_title
『教科書 精選国語総合』 大修館書店
鎌田正、米山寅太郎 著 2011 『新漢語林 第二版』大修館書店

この科目でよく読まれている関連書籍

このテキストを評価してください。

※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。

 

テキストの詳細
 閲覧数 33,491 pt 
 役に立った数 54 pt 
 う〜ん数 16 pt 
 マイリスト数 0 pt 

知りたいことを検索!

まとめ
このテキストのまとめは存在しません。