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『江南春(江南の春)』 杜牧 書き下し文・現代語訳(口語訳)と解説

著者名: 走るメロス
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『江南春(江南の春)』

ここでは中国の詩人であった杜牧の詠んだ、「江南春」の書き下し文と現代語訳をしています。
1行あたり7文字で作られた段が4段続いた詩なので七言絶句の形式と言えます。そのことからこの漢詩は、「江南春絶句」とも呼ばれています。

また七言絶句ですので、1句目と偶数句(2句目、4句目)の最後の漢字に韻をふんだものをあてています。(押韻と言います。)

楽しみ方

この漢詩は、春の景色を見事に歌ったものです。1句目では鶯が鳴き、新緑と花のコントラストの美しさを、2句目では村でのどかな風が吹いている情景を、3区目と4句目では春雨の中に立つどこかなつかしいと感じる古い寺院のたたずまいを描いています。そんな情景をイメージしながら漢詩を読んで見ましょう。

白文

左から右に読んでください。

千 里 鶯 啼 緑 映 紅
水 村 山 郭 酒 旗 風
南 朝 四 百 八 十 寺
多 少 楼 台 煙 雨 中


書き下し文

千里鶯啼いて緑紅に映ず

水村山郭 酒旗の風

南朝 四百八十寺(しひゃくはっしんじ)

多少の楼台煙雨の中

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鎌田正、米山寅太郎 著 2011 『新漢語林 第二版』大修館書店
『教科書 高等学校 国語総合 古典編』 三省堂

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