新規登録 ログイン

10_80 文章の読み解き / 文章の読み解き

『先従隗始/先づ隗より始めよ』(燕人立太子平為君〜)書き下し文・現代語訳・口語訳と文法解説

著者名: 走るメロス
Text_level_1
マイリストに追加
『先従隗始/先づ隗より始めよ』

ここでは、十八史略に記された「先従隗始/先づ隗より始めよ」の「燕人立太子平為君」から始まる部分の書き下し文と現代語訳・口語訳、そして文法の解説を行っています。この故事は、大きな事業や計画を始めるときには、まずは身近なところから始めるのがよいということわざ「まず隗より始めよ」の由来になったものです。

※書籍によっては内容が異なる場合があります。

前回のテキスト:『燕姫姓〜』

白文(原文)

燕人立太子平為君。是為昭王。
弔死問生、卑辞厚幣、以招賢者。
問郭隗曰、

「斉因(※1)孤之国乱、(※2)而襲破燕。
孤極知燕小不足以報。
誠得賢士与共国、以雪先王之恥、孤之願也。
先生視可者。得身事之。」


隗曰、
「古之君、有以千金使(※3)涓人(※4)千里馬者。
買死馬骨五百金而返。
君怒。
涓人曰、

『死馬且買之、況生者乎。
馬今至矣。』

不期年、千里馬至者三。
今王必欲致士、先従隗始。
(※5)況賢於隗者、豈遠千里哉。」


於是昭王為隗改築(※6)宮、師事之。
於是士争趨燕。

書き下し文

燕人、太子平を立てて君と為す。是を昭王と為す。死を弔ひ生を問ひ、辞を卑(ひく)くし幣を厚くし、以つて賢者を招く。郭隗(かくかい)に問ひて曰はく、

「斉、孤の国の乱るるに因りて、襲ひて燕を破る。孤極めて知る、燕の小にして以つて報いるに足らざるを。誠に賢士を得て、国を与に共にし、以つて先王の恥を雪(すす)がんこと、孤の願ひなり。先生、可なる者を視(しめ)せ。身之に事(つか)ふることを得ん。」と。


隗曰はく、

「古の君に、千金を以つて涓人(けんじん)をして千里の馬を求めしむる者有り。
死馬の骨を五百金に買ひて返る。
君怒る。
涓人曰はく、

『死馬すら且つ之を買ふ。
況(いは)んや生ける者をや。
馬今に至らん』と。

期年ならずして、千里の馬至る者三。
今、王必ず士を致さんと欲せば、先(ま)づ隗より始めよ。
況んや隗より賢なる者、豈(あ)に千里を遠しとせんや。」と。


是に於いて昭王、隗の為に改めて宮を築き、之に師事す。
是に於いて士、争ひて燕に趨(おもむ)く。

次ページ:口語訳(現代語訳)

1ページへ戻る
前のページを読む
1/3
次のページを読む

Tunagari_title
・『先従隗始/先づ隗より始めよ』(燕人立太子平為君〜)書き下し文・現代語訳・口語訳と文法解説

Related_title
もっと見る 


Keyword_title

Reference_title
『教科書 精選国語総合』 大修館書店
『教科書 高等学校 国語総合 古典編』 三省堂
『教科書 高等学校 国語総合』 第一学習社
鎌田正、米山寅太郎 著 2011 『新漢語林 第二版』大修館書店
『教科書 標準国語総合』 第一学習社

この科目でよく読まれている関連書籍

このテキストを評価してください。

※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。

 

テキストの詳細
 閲覧数 632,105 pt 
 役に立った数 642 pt 
 う〜ん数 111 pt 
 マイリスト数 0 pt 

知りたいことを検索!