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18_80 諸地域世界の交流 / 海の道の発展

海の道とは 世界史における季節風の発見と港市国家の発展

著者名: 逆転検事
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海の道とは


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シルクロードに代表される草原の道オアシスの道の他にも、海の道というルートも歴史上重要な役割を果たしていました。

紅海や、アラビア海、インド洋などの沿岸部にあった港から、マレー半島、スマトラ島、インドシナ半島などを経由して中国に至るものがその代表例です。

季節風貿易

この海の道では、人々は季節風を利用しました。

季節風とは、アラビア海・インド洋などで起こる規則的な風のことで、冬に南西に、夏に北東にむかって起こります。

英語ではモンスーンといいます。アラビア語の「季節」という単語に由来する言葉です。紀元前後にギリシア人のヒッパロスが発見したので、「ヒッパロスの風」ともいいます。


季節風を知った人々は、1世紀ころから、貿易船の航路に利用します。

西方からはワインやオリーブ油、ガラス製品などが、東方からは香辛料や象牙、絹製品などが貿易の商品でした。

この頃の海上貿易について書かれた書物が「エリュトゥラー海案内記」です。

これは、紅海、アラビア海、インド洋にまたがる航海案内書で、エジプト在住のギリシア人によって書かれました。歴史上の貿易の状況を知る重要な史料です。

1世紀ころには、ローマと東方の貿易が活発となり、ギリシア系商人がその担い手でした。


港市国家

海の道が活発に利用されるようになると、いろいろな地域で港市国家が栄えます。

港市国家は、海洋貿易や内陸部の河川の貿易を支配して栄えた国家のことです。

代表的な港市国家は以下の国々です。

国名特徴
扶南1~2世紀にメコン川下流域で栄える。
チャンパー後漢から独立したチャム人の王国。インドシナ半島東南部。
シュリーヴィジャヤ王国7~14世紀スマトラ塔東南部で栄える。唐の僧侶義浄が滞在。
マラッカ王国14世紀末~1511まで栄えたマレー半島南西部の王国。明の鄭和遠征に協力。
アユタヤ朝1351年~1767年まで栄えたタイ人の王朝。
アチェ王国15世紀末~20世紀初頭にかけてスマトラ島北部にあったイスラム教国家。
バンテン王国1527年頃~1813年までジャワ島西部で栄えたイスラム教国家。
サータヴァーハナ朝紀元前1世紀~紀元後3世紀インドで栄えた王朝。


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『世界史B 用語集』 山川出版社
『詳説世界史研究』 山川出版社

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