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夏目漱石~ペンネームの由来~

著者名: 春樹
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夏目漱石

夏目漱石は大正時代に活躍した作家で、坊ちゃん三四郎吾輩は猫であるなどの作品で知られています。みなさんも夏目漱石の作品を読んだことがあるのではないでしょうか。

さて、この夏目漱石という名前ですが、実はペンネームです。本名は夏目金之助と言います。ペンネームとは、作家が本を書くときに使う偽名のことですね。
今回は、「漱石」という名前がどこからきたのかについて説明しましょう。
枕石漱水

中国の故事に、枕石漱水という詩があります。「流れに漱(くちすす)ぎ石に枕す」と読み、「俗世間から離れて、川の流れで口をすすいで石を枕として眠るような引退生活を送りたい」という意味です。
漱石枕流

中国が晋の時代の孫楚(そんそ)という人が、友人に「もう隠居したいんだ」という気持ちを伝えるために、この詩を使って話をしました。しかしなぜか順番を間違えて「漱石枕流」と言ってしまったのです。

これだと、「石で口をすすいで、川の流れを枕として生活をしたい」という意味になってしまいますね。これを聞いた友人はすかさずつっこみます。

「おいおい、石で口をすすいで川の流れを枕にするだなんてどんな隠居生活だよ」と。


つっこまれた孫楚(そんそ)は「まちがえたー。。。」とは言わずに意地を見せます。
「石で口をそそぐのは、歯を磨くため。川の流れを枕にするのは水で耳の中を洗うためだよ」と。


つまり負け惜しみを言ったんですね。漱石枕流には負け惜しみ頑固者という意味があります。自分のことを変わり者と思っていた漱石は、これをペンネームにしたと言われています。

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『新国語要覧』 大修館書店
『成語林 故事ことわざ慣用句』 旺文社

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